書籍名~ 粋なことばの教科書 著者~ 森永 浩樹 さん・・落語好きの高校教師 発行所~ 自由国民社 裏表紙から抜粋・・ 会話をしていて、あっ、そんなことばがあるんだと知った時は、何か得した気分になります。 その表現が現実を表すのにぴたっと当てはまっている時は、すっきりした気分になります。 無粋な小生には初めて知った言葉の連続・・驚くばかりです。 通常の言葉と粋な言葉が並べられ・・丁寧に解説されいます。 <春夏秋冬>に区分けされ・・読みやすい構成です・・ 図書館の返済期間も迫り・・とても読み切れないので購入してゆっくり読むことにした。 <春の章>から・・<酒> 通常・・ イベントの後、酒盛りしたんだって? 粋・・ イベントの後、置酒したんだって? 通常・・ まあ、ごくろうさんということで開いたんだ。 最初は、みんなおとなしく飲んでいた。 でも、みんなよく飲んで、人が変わったようになる始末さ。 粋・・ まあ,ごくろうさんというこで開いたんだ。 最初は浅酌低唱(せんしゃくていしょう)のつもりだった。 でも、みんな痛飲して、メートルを上げる始末さ。 通常・・ 最後は、大暴れかい? 粋・・ 最後は、杯盤狼藉 (はいばんろうぜき)かい。 通常・・ まさしく、そのとおり。空き瓶がたくさんできて、酒に飲まれた親爺ができあがった。 粋・・ まさしく、そのとおり。水鳥がたくさん出て、熟柿臭い (じゅくしくさい)親爺ができあがった。 通常・・ ま、憂さ晴らしはできたさ。 粋・・ ま、酒は憂いの玉帚(たまぼうき)さ。 <粋>な言葉は難しい・・聞いたことがない言葉がポンポン出てくる・・