<粋な人にはなれません>
9月
16日
著者~ 森永 浩樹 さん・・落語好きの高校教師
発行所~ 自由国民社
裏表紙から抜粋・・
会話をしていて、あっ、そんなことばがあるんだと知った時は、何か得した気分になります。
その表現が現実を表すのにぴたっと当てはまっている時は、すっきりした気分になります。
無粋な小生には初めて知った言葉の連続・・驚くばかりです。
通常の言葉と粋な言葉が並べられ・・丁寧に解説されいます。
<春夏秋冬>に区分けされ・・読みやすい構成です・・
図書館の返済期間も迫り・・とても読み切れないので購入してゆっくり読むことにした。
<春の章>から・・<酒>
通常・・ イベントの後、酒盛りしたんだって?
粋・・ イベントの後、置酒したんだって?
通常・・ まあ、ごくろうさんということで開いたんだ。
最初は、みんなおとなしく飲んでいた。
でも、みんなよく飲んで、人が変わったようになる始末さ。
粋・・ まあ,ごくろうさんというこで開いたんだ。
最初は浅酌低唱(せんしゃくていしょう)のつもりだった。
でも、みんな痛飲して、メートルを上げる始末さ。
通常・・ 最後は、大暴れかい?
粋・・ 最後は、杯盤狼藉 (はいばんろうぜき)かい。
通常・・ まさしく、そのとおり。空き瓶がたくさんできて、酒に飲まれた親爺ができあがった。
粋・・ まさしく、そのとおり。水鳥がたくさん出て、熟柿臭い (じゅくしくさい)親爺ができあがった。
通常・・ ま、憂さ晴らしはできたさ。
粋・・ ま、酒は憂いの玉帚(たまぼうき)さ。
<粋>な言葉は難しい・・聞いたことがない言葉がポンポン出てくる・・