こんにちは!
「働くあなたを元気にするプロコーチ」砂村よしおです。
最近いたるところで耳にする
「人的資本経営」
企業や組織にとって「人材」が重要
という当たり前のことを、なぜ今になって?
と感じます。
これには色々な背景、環境変化があります。
経済のサービス化、有形資産より無形資産に価値がシフト、構造的な人手不足、などなど。
しかし「人的資本経営」ということが声高に言われだした一番の理由は
上場企業に開示義務が生じたから。
この点に関しては、米国の目の付け所は流石です。
日本でも米国からの外圧に従うかのように注目され始めた、というのが実情でしょう。
一方で「人的資本経営」という視点は、実は日本の方が喫緊の課題なのです。なぜなら
人財不足
が、色々な意味で大きな足かせになっているからです。
ここでは人材ではなく敢えて「人財」と記述しました。
つまり経営資源といわれる「ヒト」に対する考え方が、大きく転換しようとしています、つまり
量的視点から質的視点へ
従業員の人数が何人?、
から
どんな人財がいるのか?
という視点への転換です。
「どんな人財がその会社にいるのか?」
を財務諸表上に「数字」で表現するにはまだまだハードルがありますが、
定性的になんとか表現できないか?
ということに米国は挑戦を始めた、ということですね。
では、どのように「人的資本経営」を実現していくのか?
様々な取り組みや施策が検討され、実践されていますが、なかなか簡単には実現しない分野だと感じます。
・人材は重要だけれど、会社として人材の扱い方が一筋縄では行かない。
・人事制度を整備したいが、何が正解か分からない。
・給与を上げたいけど、それほど会社が儲かっていない。
結局、企業活動というものは、事業戦略や利益水準に大きく左右される、ということになる、つまり
無い袖は振れない
ということは、手っ取り早く表現すると
従業員の給与を上げるために、事業戦略をどのように変革すれば良いのか?
という、企業が提供する「付加価値額」を増加させる戦略を構築すること。
ここに尽きると考えられます。
いかがでしょうか?
ではまた次回に!
「働くあなたを元気にするプロコーチ」砂村よしお、でした。