8月
20日,
2022年
「1on1ミーティング」を再考する(Day2)「本当に『1on1ミーティング』は必要ですか?」
最近「1on1ミーティング」と言う制度を導入した、導入したいと要望される会社が多くなっています。特に大企業にその傾向が顕著のように感じます。
しかし「上手く行っている!」という声よりは、「導入が難しい!」「定着するのが大変」という声の方が多いように思います。
そこで私の経験も交えながら「1on1ミーティング」の原点や本質に立ち返って、この残念な現実にどう対応したらよいか?
この点を私の独断と偏見で綴って行きたいと思います。ブログタイトルは題して
「『1on1ミーティング』を再考する」
前回は私自身がセルフコーチングという手法で「気になる点」や「課題」を列挙しました。そしてそれらを、3つの大テーマにカテゴリー分けをしてみました。
【大きな章立て】
第一章「1on1ミーティング」の本質・目的
第二章「1on1ミーティング」の準備・導入
第三章「1on1ミーティング」の継続・定着
今日はその二回目。
「1on1ミーティング」の本質・目的
について、綴って行きます。
サブタイトルはちょっとショッキングな感じで、
「本当に『1on1ミーティング』は必要なのか?」
【章立て】
1.「1on1ミーティング」は目的ではなく「手段」である(本日)
2.社内コミュニケーションの究極の「ありたい姿」は?
3.今、何から着手したら良いのか?
1.「1on1ミーティング」は目的ではなく「手段」である
優良企業、特に業績好調の米国シリコンバレーのIT企業が活用している、ということで、日本企業では文字通り「模倣」から始まった「1on1ミーティング」。
それが最近は一種の「流行」となっているような気がします。どうも我々日本人は、中身や本質を理解せずに「形から」入るのが好きらしいです。
「1on1ミーティング」を導入したいので協力して欲しい、というお客様に対して私が、「必ず」する問い掛けがあります。
Q1:社内で今、どのような問題・課題を抱えていらっしゃるのですか?
Q2:その解決策に「1on1ミーティング」を採用したいのは、どういう理由に拠りますか?
Q3:どのくらいの時間軸で、その問題・課題を解決したいですか?
「1on1ミーティング」が解決策の「伝家の宝刀」と、期待しているお客様もいらっしゃるようにも感じる時があります。
しかし「1on1ミーティング」は飽くまで手段。
その手段を採用する理由や強い動機が無ければ、残念ながら長続きしない。そして長続きしないと課題解決まで到達しないです。
この説明は、実は上記のQ3への答えとも大いに関連しているのです。
端的に言うと「1on1ミーティング」の導入で、課題が劇的に解決することは、残念ながら稀だからです。
ではまた次回に!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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