8月
18日,
2022年
解決策の提示の前に、「共感」を伝えることが大切!
つい、やってませんか? 他人から何か、相談めいた話をされた時、意気揚々と、訳知り顔で、
「それはね!こうやって、こうすればいいんだよ、直ぐ解決。簡単簡単!」
経験に基づく「正解」を提示したのだから、教えてもらった相手はさぞ満足!
と思いきや、なぜか相手の表情はくぐもったまま。
いや、眼つきが更に険しくなっていたり、寂しそうになっている。
???
人はしばしば、会話の目的やゴールを明示せずに話し始めます。
一見、助言が欲しいような相談ごとのように聞こえても、真意は別のところにあるかも知れません。
そして、更に状況を難しくしているのは、問いを発した相手本人も自分の本当の意図を100%分かっていて問うている訳ではないのです。
従って、まずは相手の意向を探る目的も含めて
「そうなんだ!」
とか
「そういうこと良くあるよね!」
と
「共感を伝える」
ところから、会話を始めることが重要です。
そしてその時に、相手が自分に返す「表情」をよく観察することがポイントです。
本当に答えを求めているのか、助言が欲しいのか?
それとも、単に辛い状況を吐露して共感して欲しいだけなのか?
これを読み取った上で、次の返答を選んで行きます。
ここを読み間違えると、折角答えを伝えたにも拘らず、なぜか相手は怒る、憤る、という事態を招いてしまうのです。
いかがでしょうか? こんな経験はお持ちではありませんか?
実は私は、妻との会話で何十回となく、同じ過ちを犯しました。そしてその度に妻と大げんか!
相手の話を聞いたら、直ぐに答えを提示するのではなく
「そうだよね!」
と返す。
「『そうだよね』運動」
を推進することが大切ですね!
ではまた次回!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお