1月
3日,
2022年
(新年を迎えて③)「リーダーシップ」というものを思う時(8)「決断に迷ったら『ゴー』だ!」
不定期ですが、
『「リーダーシップ」というものを思う時』
というタイトルで綴っています。
新年2022年も明けて、今日はもう三日目。
お正月の三が日は今日で終わり、明日が仕事初めという方も多いと思います。
そこで今日も一昨日・昨日に引き続き、会社組織やグループを率いるリーダーの方々に向けて、メッセージをお伝えしたいと思います。
今日のメッセージは
「決断に迷ったら『ゴー』だ!」
職場のリーダーや管理職である皆さんは日々、決断に迫られていると思います。
そしてその意思決定には、自明で判断が簡単なものもあれば、思わず唸ってしまうものまで千差万別だと想像されます。
意思決定を難しくしているのは、
- 判断・決断するための情報が、潤沢に無いこと
- 判断・決断するための、時間的余裕がないこと
企業内で管理職をしていた私も、これまで何度となく決断に迫られる場面に遭遇しました。
個人的には、出来るだけ様々な角度の情報を集めて、良い点と悪い点(Pros & Cons)を比較検討した上で、意思決定したい。
しかしそんな悠長なことを言っている場合ではないことが、残念ながら多いです。
「部長、今ここで決済を頂きたいのですが....」
「砂村、この案件をどうするのか、2時間後に答えを出すように!」
生来、慎重で物事を論理的に理解・実行するタイプの私は、この「瞬間的」に判断をするのが苦手でした。
前もって色々考えて、準備して、計画通り粛々と進めるのが好きなのです。
こんな私が考え出した自分なりの心掛けが、今日のメッセージにある
「決断に迷ったら『ゴー』だ!」
なのです。
そもそも「迷う」ということは、全くダメということでは無いはず。
もちろん100%大丈夫、という訳でもない。判断基準(ゲージ)では、その間に位置している。具体的には「50%」くらいの位置に捉えていると感じています。
ここで私自身の慎重な性格を勘案すると、ゴーサインを出した時の成功確率を、恐らく厳しめに予想している、と想像されます。
「コップが水で、半分充たされています。この水の量をどう感じますか?」
この問いかけをされたら、皆さんはどう答えますか?
「おー、半分も残っている!のどが渇いているから、一気に飲んでしまいたい!」
「え、半分しかないのか。この量で頂上まで持つだろうか?」
置かれた状況や、その人の性格によって感じ方は異なります。
翻って私は、迷っているという状況は、性格からして
「勝算あり」と思っているけど、少し慎重に冷静になり過ぎているのでは?
ここから導き出したのが
「決断に迷ったら『ゴー』だ!」
という自分なりのスローガンです。
もちろん、挑戦しないで後悔するより、やってみて何とか成功させるように努力することが重要、という発想も裏にあります。
VUCAの時代と言われ、なかなか先を見通すのが難しい世の中。自分なりの判断基準を持つことは重要です。
しかし一方、その枠から一歩、外に飛び出して時勢に乗っていく。そんな勇気も時には必要かと感じます。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお