7月
1日,
2021年
「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第八回)
今日も、ハーバードビジネススクールのエドモンドソン教授の著書、「恐れのない組織」を読み進めて行きます。
今日のテーマは
「沈黙」
特に「職場」での沈黙がなぜ、防げたはずの害をもたらすのか?
- 率直に意見を言えない
- 言うべきことがあるのに言えないと感じる
職場で、特段珍しいことでは無い、これらの心理状態が大問題!、と教授は指摘しています。
その一つの理由は、
暗黙の意思決定プロセスをたどり、発言することが自分にとってプラスになるか、それとも高い代価を払うことになるかを天秤にかける。
そしてこの場合、「プラスの効果」はたいてい不確かで、後でしか得られないのに対して、
高い代価、例えば叱られる、無能呼ばわりされる、そもそも話を聞いてもらえないなどの「マイナスの効果」は明白で今すぐ起きる。
また、もう一つ指摘されているのが、
「権威に対する過信」
日本の東日本大震災による原発事故が、実例として採り上げられています。
つまり、
- 暗黙の了解
- 権威への妄信
- 波風を立てない文化慣習
これらの行動様式が背景にある、とのこと。
これを回避するためには、
「耳を傾ける」努力を
組織のリーダーは勿論、我々一人一人が意識し、行動することが必要だと感じます。
ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ
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