「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第八回)

沈黙? 沈黙?
耳を傾ける! 耳を傾ける!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日も、ハーバードビジネススクールのエドモンドソン教授の著書、「恐れのない組織」を読み進めて行きます。

今日のテーマは

「沈黙」

特に「職場」での沈黙がなぜ、防げたはずの害をもたらすのか?

- 率直に意見を言えない
- 言うべきことがあるのに言えないと感じる

職場で、特段珍しいことでは無い、これらの心理状態が大問題!、と教授は指摘しています。

その一つの理由は、

暗黙の意思決定プロセスをたどり、発言することが自分にとってプラスになるか、それとも高い代価を払うことになるかを天秤にかける。

そしてこの場合、「プラスの効果」はたいてい不確かで、後でしか得られないのに対して、

高い代価、例えば叱られる、無能呼ばわりされる、そもそも話を聞いてもらえないなどの「マイナスの効果」は明白で今すぐ起きる。

また、もう一つ指摘されているのが、

「権威に対する過信」

日本の東日本大震災による原発事故が、実例として採り上げられています。

つまり、

- 暗黙の了解
- 権威への妄信
- 波風を立てない文化慣習

これらの行動様式が背景にある、とのこと。

これを回避するためには、

「耳を傾ける」努力を

組織のリーダーは勿論、我々一人一人が意識し、行動することが必要だと感じます。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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