おたすけおじさんの ダブルリップは今後のサックスを吹いていく上で弊害はありますか
今日は、Q&A13 ダブルリップの弊害は? のお話をいたします。
おたすけおじさんの ダブルリップは今後のサックスを吹いていく上で弊害はありますか? のお話
こんにちは サックス奏者の皆様
だいぶブログもさぼってしまいました・・・
その間に質問もいくつかきましたので、その内容をお話しさせていただきます。
このようなメールをいただくととても嬉しいですし、私も刺激を受けています。 昨日横浜ジャズプロムナードに出演いたしましたが、日頃の練習不足を痛感してしまいました。 毎年のように聞いているビックバンドがありますが、年々上達しているのがよく分かります。 中学生の頃から知っているプレーヤーが、このビックバンドにも参加していますが、既にプロになって各方面で活躍していてます。 とてもおとなしい中学生でしたが、楽器の練習はいつも一人で黙々とやっていました。 やはり練習しないと上手くなりませんね・・・
さて、早速質問の内容からいってみましょう
今回は、メールの内容を抜粋して掲載いたします。
Q13 : ダブルリップは今後のサックスを吹いていく上で弊害はありますか?
「おたすけおじさん」はじめまして。こんにちわ 私は、アルトサックスを始めて1年半ほどの43歳になる「おじさん」です。 大変有意義なブログを立ち上げていただき感謝します。時々、過去の解説も読み、勉強しております。
アンブシュアについて質問させてください。
レッスンに通い始め、先生に教わったのは、上の歯をマウスピースに接触させる方法でした。 しばらくそのように吹いていたのですが、あるとき、上の歯が痛くなり、何気なく唇を前歯に被せて吹いてみました。 このころは、ダブルリップスという言葉は知りませんでした。 はじめは唇の裏に歯の痕がつき痛かったのですが、それもなくなってきたころ、以下のように感じました。 今でも上の前歯をマウスピースに接触させたり、上唇を巻いて吹いたりして、定まっていないのですが・・・
(1)音の響きがよくなった。
(2)高音域で咬みすぎるアンブシュアが、改善された。
(3)ご指摘の通り、タンギングがしやすい。
(4)喉がリラックスする、or開くような気がする。
(5)マウスピースからの振動が感じないため、気分がよい。
欠点は、真ん中のドから下の音がピッチが下がりやすい。 特にド、シが著明です。 しかし、この現象は、前歯をMPにつけて吹いていたときにもあったように思います。
解説の中で、ダブルリップスはマスターするのが難しいとコメントされていましたが、私のように通常のアンブシュアも安定しない人間には、何がどう難しいのか解りません。 どちらも同じように難しく感じます。
今後いろいろな技術を習得する上で、ダブルリップスが、ネックになるということはあるでしょうか? この点につきご教授いただければと思います。
A : ブログを読んでいただいてありがとうございます。
さて、ダブルリップのアンブシュアですが、私も先日やってみましたが、おっしゃるようになかなか具合が良いですね。
でも、ファットリップで何十年もやっているので、体で覚えてしまったコントロールが使えなくなることが怖くて、アンブシャを変えることはできないです。 それと、細かなフレーズのときにマウスピースが動いてしまい、私にはやはり無理だと分かりました。
私が難しいと書いたのは、すでに他のアンブシュアで固まっている人が、ダブルリップに変更するには、大変な努力が必要なのと、ダブルリップで吹いている人が1%もいないため、教えてもらえる人がいなかったり、参考にする人もいない、悩んだ時にアドバイスをもらえないということで、難しい という表現にいたしました。
サックスの教則本にも、良い奏法だと書いてありますので、マスターすればとても強力な物になると思いますが、弊害はシングルリップやファットリップにはない問題が出た時に自力で解決していくことだと思います。
でも、どのアンブシュアでも、最後は自分で解決するしかないので、同じかもしれませんね。
ダブルリップにした理由で、上の歯が痛くなった原因を解決することも必要ですね。
その後のメールでは、マウスピースを噛みすぎていたことと、上顎をマウスピースにのせるように吹いていたためのようです。
以前にも同じようなことを言われているプレーヤーがいましたので、このことはサックスを始めて最初に陥りやすい問題のようです。 実は私も高校生のときは、同じように歯と唇が痛かったんです・・・
他にもメールには、 先生からは、スピードのある息をしっかり入れるようレッスンのたびに指摘されて、その甲斐あってか、だんだん息で音を支える・・・ということを体が感じ始め、最近はアンブシュアに無理な力みがなくなりつつあり、唇の裏が切れることはなくなったようです。
スピードのある息というと、思いっきり吹くようなイメージですが、お腹からしっかり圧力をかけた息ですね。
アンブシュアはなるべく楽にしましょう。
今日のお話は、ダブルリップは今後のサックスを吹いていく上で弊害はありますか? でした。
同じ40代サックスプレーヤーとして楽しくやりましょう!
明日は、質問の中にもありました、中音CとBの音程件をお話しします。
◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。
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ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。
いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。
とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を
皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。
* サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。
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