最初のデジカメは富士フイルム製のカメラでした。デジカメの初期は富士フイルム、ニコン、コダックが先行してデジタル一眼を発売していましたが、フジはコンパクトデジタルカメラに縦型のデジカメを発売して人気を得ました。その後、ポルシェにデザインを依頼して出来たのが4800zです。このモデルはいずれ人気が出ると思いずっと箱に入れて現在まで保管していました。 しかし富士フイルムのカメラのシェアは落ちていきます。デジカメの記録媒体はコンパクトフラッシュでしたが、そこにSDカードとフジのスマートメディアソニーのメモリースティックという新しい媒体が参入してきて、混戦模様になり、現在はSDカードが勝ち残りました。フジのスマートメディアは早々に敗退してしまって富士フイルムは同時にシェアも失って行きました。そんな訳でこの4800zも保管していたというより忘れていたと言う時期が多かったと思います。スマートメディアは最大で128メガバイトしかありません。撮影枚数にして150枚程度です。現在のSDカード128Gバイトの1/1000です。先日の栗林公園での4K撮影を含めた取材では2日間でおよそ128Gバイト使っていますから、現在のデータの使用量は凄い量ですね。 CASIOのカード型カメラも小ささで人気を呼びました。EXILIMシリーズ初期型です。充電器クレードルと共にデェスプレーとして置いて居ましたが、今回液晶部分の保護シールを剥がすと長期間の化学変化で液晶面にヒビが無数に入ってしまってました。ですが撮影には影響無しで撮れました。バッテリー容量が小さく、カードはSDなのですが初期のものなのでこちらも撮影枚数が限られます。いずれも当時の36枚撮フィルムよりは多く撮影出来て、現像も要らないという考えだったのでしょう。そういう意味で、これらのカメラを扱っているとカメラの原点に帰る思いです。
投稿日 2015-11-30 10:47
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2015-11-30 11:13
ワオ!と言っているユーザー