シャッターを1秒以上長く開く事を長時間露光と言います。星野などの天体撮影が代表的例です。これを花火に応用して数秒間露出すると花火の光跡が映り面白い写真となります。ただ露出後同じ時間だけNR処理にかかります。フィルム時代はバルブ撮影と言ってシャッターを開放にしてレンズに黒い布を使って手動で露出をして多重撮影する方法が有りましたが(去年の花火でおばちゃまカメラマンがその方法を試していました)デジタルでは多重撮影モードを使う方が有ります。ただ何れにせよ長時間露光はNR処理時間の無駄があって処理中に良いシーンが有るとイライラします。 その点4K撮影はビデオ撮影方法と同じで花火大会全部を記録できますので実際の花火を楽しむ時間もできますし、帰ってから再度楽しめます。その中で良いなあと思う場面を写真として切り取れば良いのです。会場でカメラと格闘しなくて良いのが良いですね。 今回はマニュアル焦点で合わせて撮影しましたが、やはりズーミングで焦点が微妙に狂います。パナソニックのFZ1000には焦点に関して切り替えスイッチで3つのポジションが有ります。 先ずAFS/AFFモードです。 AFS・・・シャッター半押しでフォーカスが固定 AFF・・・シャッター半押しで静物ならAFS、動体ならAFCになる AFSでフォーカスが外れたらAFCになる、AFCで動きが止まったらAFSになる 2番のモードが AFC・・・シャッター半押でも小刻みにフォーカス動かしてピントを合わせ続ける そして3番目がマニュアルモードです。 最初のモードはAFSに設定して使ってますが花火が打ち上げられ開花するとAFSモードで焦点合わせをして4K撮影に入ると良い結果になります。遠隔撮影にしてiPadを使って拡大モニターをする場合はマニュアルモードも良いのですがカメラモニターとピーキングだけではやはりキッチリピント合わせをするにはモニターが小さすぎます。 今回はシャッタースピードを最低の1/30にして撮影しました。風が強くて花火が流されていて、ズーミングで拡大撮影すると花火が中途半端にブレていました。露出補正はマイナス1絞り以内にして使っていますので1/60~1/100辺りのシャッタースピードを使っても良いかと思われます。次回の課題です。 今回は使いませんでしたが ワイヤレスでiPadを使ってモニターと操作をした方が精度が上がるように思えました。 4K撮影は現場で花火を楽しむ時間が持てます。1回の撮影で何度も楽しめる方法ですV(^_^)V Panasonic DMC FZ1000 : http://panasonic.jp/dc/fz1000/high_image_quality.html
投稿日 2015-07-25 08:58
ワオ!と言っているユーザー