#タンザニア滞在記 その6 平和を願う港(Vol. 166)
3月
10日
今日もご訪問いただき有難うございます♪
今日はタンザニア滞在記の続きを。
タンザニアに行くと、メインで滞在する町は
「ダルエスサラーム」という港町です。
定宿の前にはダルエスサラーム港が見え
人々の日々の営みも垣間見れるとても素敵な場所です。
「ダルエスサラーム」と聞くと、多くの人がタンザニアの首都!と
お思いになるかもしれませんが、現在の法律上の首都は
「ドドマ州」にある「ドドマ」という町になります。
タンザニア政府は1975年からこれまで少しずつ首都機能を
ドドマに移していて、今なおそれが続いていますが、
現在も多くの省庁がまだダルエスサラームにあるため、
首都機能は未だにダルエスサラームに集中しているように感じます。
そしてこの「ダルエスサラーム」
英語で書くとDar es salaam
どうでしょう?ちょっと英語っぽくないですよね。
そして、現地語のスワヒリ語っぽくもない。
では、これはいったいどこの言葉か?というと
アラビア語を起源とする言葉のようです。
ネットで調べると出てきますが、タンザニアの
ダルエスサラーム(Dar es salaam)は、アラビア語を起源とする
「平和の港」という意味とのことでした。
その起源をもう少し詳しくみていくと
平和の家・平和の地を意味する「ダール・アッサラーム」から
ダルエスサラームという言葉に変化していったこともわかりました。
興味深いですね。
では、なぜ「平和の港」という名前になったのか?というと
タンザニアは、かつて奴隷貿易の拠点にもなっていて、
多くの黒人奴隷がここタンザニアから送り出されたという
悲しい過去を持っていて、この港を建設したアラブ人王朝の
ザンジバル・スルタン国王が
「過去の悲しい歴史を繰り返さないように」という願いを込めて
「平和の港」と命名したとのことでした。
築港は1800年代。今から200年以上も前のことになりますね。
タンザニアのダルエスサラーム港の命名の秘話から感じる
平和への思い。今も変わらず・・・ですね。
Pray for the peace and stability in the entire world!
平和への願いを込めて
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