子どもの頃から、よく見かける花で、ずっと嫁菜(ヨメナ)と思っていました。
でも、葉の形やギザギザから、野紺菊(ノコンギク)のようです。
ただ、同じ所に咲いているのではないので、
子どもの頃に見たのは、やはり嫁菜だったのかもしれません。
秋のやわらかな日差しが似合う花です。
『いつか響く足音』
柴田よしき・著
出版社: 新潮社 (2009/11/20)
毎日のように柴田よしきさんの作品ばかり読んでいる日々。
少し飽きてきました。
この作家さん、私的には、描写ではなく、読み手の想像力で話を膨らませていくタイプなのかもしれません。
団地に住む人々の温かさ(昭和の名残り)が伝わってくる作品です。
◇内容説明◇
かつては理想郷、今となっては古臭いだけのこの団地。
借金まみれのキャバ嬢
息子夫婦から絶縁された料理好きの老女←この嫁凄い!!これだけ非情になれると楽だろうな♪
猫の集会に執着する有名カメラマン
事故に見せかけて、夫の多額の保険金を手にした未亡人。
みんな孤独で、寂しくて。
どこで道を間違ったのだろう?
あの甘やかで、温かな場所に帰りたい――。
それでも他人同士が肩寄せ合うこの空間は、なぜだかとても心安らぐ。
「共に生きる」意味を問う、感涙の連作小説集。
『夢より短い旅の果て』
柴田よしき・著
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/6/30)
女性が裸足で線路のレールの上を歩いているのです
題名を見た時には、鉄道旅には、連想しなかったけれど、鉄道旅の楽しさが読める本でした。
各駅停車の鉄道旅がしたくなりました。
また、実家が線路の横に立地していたので、
生まれた時から、電車の音を聴いて育った私には、郷愁を感じさせてくれる本でした。
旅の果ては、見えなかったけれど、続編に期待です。
◇内容紹介◇
この線路の向こうには、きっとあの人がいる――。
四十九院(つるしいん)香澄は"その道では有名な"鉄道旅同好会に入会した。
鉄道に興味はなかったが、彼女には同好会に絶対に入らなければいけない理由があったのだ……。
急行能登、飯田線、沖縄都市モノレールゆいレールに、こどもの国、越後湯沢、雨晴、日光…。
一つの線路、一つの駅に集う多くの人々、様々な人生と交錯する中、
彼女自身も自分のレールを敷きはじめていく。
ありふれた日常をちょっぴり変える、珠玉の鉄道ロマン。
紙リサイクルマーク付きの紙は、何も考えることなく、
「雑紙」として紙の袋に入れて、紙回収車に出していました。
なんと、紙リサイクルマークが付いていても、出してはいけない物がたくさんありました。
例えば、防水加工などの加工した紙←ビールの6缶パックの紙とか。
香りの付いた紙←香り付きのトイレットペーパーの芯はダメとか。
内側にアルミが張っている紙←豆乳のパックとか。
金紙や銀紙などの箔を使っている紙。
靴やバッグの詰めものの紙。
今まで、紙だと思えるものは、紙ゴミとして出していたのに・・・。
これからは、ほとんどが、一般ごみになってしまいます。
回収できないのであれば、紙リサイクルマークの意味がない!!と思うのですが。
『夜夢』
柴田よしき・著
祥伝社 (2005/03)
暗紫色の表紙に女の長い髪が這う装丁。
表紙がおどろおどろしい。
ホテイアオイのおはなしに合わせているのでしょうね。
◇内容紹介◇
もうあなたは、あたしを絶対に裏切れない
夜の夢に託された死者たち?が語る9つの恐怖
幸せを保証してくれる、その、たった一つの願い。
恋をしている女なら、ひとつしか思いつかないはず。
自分が好きなひとが、他の誰よりも自分のことを好きになってくれて、そしてそれが、永遠に続くこと。
だからあたしも、願った。
あたしの好きなひと、愛しているひとが、他の誰よりも、何よりもあたしを愛してくれるように。
「願い」より
この単行本は、健在です。
どんよりとした空でも、鮮やかな黄色の花が明るい笑顔を振りまいています。
小葉の旃那(コバノセンナ)。
花盛りです。
写真を撮っていると、前方から車が来ました。
慌てて避けると、デジカメを落として転がしてしまいました。
どうにか無事でした(苦笑)
『ア・ソング・フォー・ユー』
柴田よしき・著
実業之日本社 (2007/9/19)
この単行本も絶版です
ここにも、探偵が登場します。
探偵好きなのですね。
この探偵&保育園園長シリーズは、初めての出合いです。
藁人形のおはなしが気に入りました。
救われる気分になりました。
◇内容紹介◇
新宿二丁目の無認可保育園「にこにこ園」を切り盛りする園長で、私立探偵のハナちゃんこと、花咲慎一郎のもとには、いつも一筋縄ではゆかないさまざまな事件が舞い込む。
呪いの藁人形をもった高校生、
ビルとビルの隙間に捨てられた赤ん坊、
逃げたインコを取り戻したいOL、
納骨前に消えた骨壷など、
謎めいていて、とうてい金になりそうにない厄介な案件が、あれこれと持ち込まれる度、ハナちゃんはひたむきに解決へ向け、走り回る。
解きほぐされてくる真実の底に、哀しい人間の生きざまが透けてみえてくるごとに、心優しい探偵は、悩み苦しむ。
ときに震え、ときに嗚咽し、ときにむかつくハナちゃんの信念とは…子供の幸せを願ってやまない園長探偵が奮闘する中編4本立て連作ミステリーの傑作。
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