昨秋、わがやのバックヤードでたくさんの木を切った後に植えた桜の若木がたくさん花をつけている。このさくらは『あけぼの』という品種で、アメリカで育てられたそめいよしのの1種とのことだ。あまり大きくならない、と説明書には書いてあった。 思えば1990年にフロントヤードに植えたそめいよしのも、買ってきた時はこの若木と同じ位の大きさだった。この木がフロントヤードの桜と同じ位の大きさになるまで、今から20年も私は生きているだろうか?と思ったりする。
JavaScript is required to view the slideshow わがやのそめいよしのがほぼ満開となった。3月3日の開花宣言のあと、寒い日が続いて少し足踏みをしていたが、まだ少し蕾があるものの満開といって良いだろう。去年は4月4日の開花宣言、4月14日の満開だったから、今年はちょうどひと月はやい。 これから1週間ほどの間、わがやの前を通る人たちを楽しませてくれることだろう。 マーサーアイランド10キロランまであと1週間、今週は比較的穏やかな天気が続くそうで、その時までは花が咲き続けるだろう。
今週は朝晩ぐっと冷え込み、せっかく咲き出したわがやの桜がかわいそうだ。天気予報によれば、今夜から新たな前線がこのあたりを通過するので雨になり、明日は1日中雨とのこと。 このような天候では次の週末の満開はおぼつかない。今日は5分咲きといったところだが、もう少しゆっくり開花して、天候が回復してから満開となってほしい。
JavaScript is required to view the slideshow かねてから蕾がたくさん付いていた乙女椿が咲き始めた。去年のブログルによれば、わがやのそめいよしのが散った後、乙女椿は4月半ばに咲いたが、今年はそめいよしのよりも早く咲き始めている。真っ赤な一重の椿や白い侘助も趣があるが、この乙女椿の色は上品で姿も愛らしい。まさにうら若きお姫さまのようだ。 いつもはもっと寒い時に凍てつく地面を割ってけなげに咲き始めるクロッカスが、春のようにうららかな今花盛りだ。クロッカスが乙女椿と一緒に咲くのは珍しい。そめいよしのの蕾も大分色付いている。昨年は4月5日の開花宣言であったが、このぶんでは3月10日以前の開花宣言となりそうだ。もっとも昨年は1月、2月は暖かだったが3月に冷え込み、そめいよしのの開花が遅くなった。 それにしても今年のシアトルにおける冬の気候は何か異常に思われる。
今日は2月21日。例年ならまだ寒さの厳しい季節だが、今年のシアトルはとても暖かい。このまま春になってしまうのだろうか。 今日の日曜日も気温が15度近くまで上がり、まるで4月のようだ。 写真は今日のレニアカントリークラブ9番ホール。桜が7分咲きだ。もっともこの桜は日本の桜ではなく、当地では日系人がチャイニーズチェリーと呼んでいるもので、少々の雨でも散らず、数週間咲き続けるので、そめいよしののようないさぎよさには欠ける。 それでも春に咲く桜は人々に春の訪れを告げる。北国では新しい命の息吹を感じる季節だ。 桜は日本だけのものではなく、イギリスでは高級な家具はチェリー材を使うとのことだ。
日本からシアトルを訪問する人は市内の宇和島屋というスーパーマーケットに行くと、シアトルには日本のものが何でもある、と思いがちだが、こちらに住んでいるとなくて不自由するものが色々ある。そのひとつが柚子(ユズ)。柚子は日本料理には欠かせない食材だが、シアトルでは滅多に手に入らない。大分前に洋子さんが宇和島屋で柚子を見かけたことがあるそうだが、1個$20では買う気がしなかったとのこと。やむを得ないのでレモンやライムで済ませたり、柚子果汁で代用するが本物の代りにはならない。 昨年末に埼玉に住む兄から自宅の庭で柚子がたくさん取れ、ポン酢を作ったり、冬至の日には柚子湯に入ったと柚子の写真入りのメールを受取るとたまらなくなり、新年のプロジェクトのひとつとしてわが家で柚子を育てようと決意する。 本柚子は成長がきわめて遅く、実をつけるのに10数年かかるとのことでとても待ちきれない。他方花柚子は成長が早く、1、2年で実をつけるとのこと、私にはこちらの方が向いている。早速シアトル郊外にある大きな植木屋のMolbak’sとFlower Worldに問い合わせたが、どちらにも柚子はない。Googleを駆使して探したところ、ようやくカリフォルニア州のサンタバーバラ近くにある植木屋Growquestに柚子があることを見つけた。更にメールで問い合わせてみると、これは本柚子だが接木しているのか既に実をつけるまで成長しているようだ。送料込みで$120が高いかどうかは結果次第、早速メールオーダーした。 柚子は耐寒性がある数少ない柑橘類で病気にも強いとのこと、樺太並みの緯度ではあるがそれよりはずっと温暖なマーサーアイランドでも育つことを期待する。 今年の冬至にはわが家でも柚子湯に入ることを念願してこの柚子を大切に育ててみよう。
JavaScript is required to view the slideshow 今年の夏にバックヤードの木を数本切ったことは過去のブログに書いたが、マーサーアイランドでは直径100ミリ以上の木を切るのに市の許可を得なければならない。 その許可には、7本の高さが6フィート以上の木を新たに植えることが条件となっており、またそのうちの5本はこの土地原産の木でなければならない、とある。 市のArborist(樹木専門家)と相談し色々と検討の結果、Leyland Cypress(イトスギまたはセイヨウヒノキ)5本、Emperor Japanese Maple(ニホンモミジ)1本、Akebono Flowering Cherry(アケボノ、アメリカで交配されたソメイヨシノ)1本を植えることとした。 これらの木を買い集め、先週業者に頼んで植樹した。Leyland CypressとAkebono Flowering Cherryは丈が8フィート以上あり問題ないが、Emperor Japanese Mapleは枝を伸ばせば6フィートを超えるものの枝が横に伸びているため、背丈は6フィートに達しない。来週、市のArboristが検査に訪れるが、無事に合格することを念願している。 なお許可条件によれば、市のArboristは1年後にもう一度検査に来て、新たに植えられた木が育っていることを確認するが、マーサーアイランドは環境保護にとても厳しいことを実感する。 植えられた木が順調に育てば、わが家のバックヤードで春には花見が、秋には紅葉が楽しめるだろう。
わが家の生垣である山茶花が今たくさん花をつけている。 20年前この家に引越してきた時には、この場所に小さな杉の木が並べて植えられていたが、洋子さんと相談の結果、花が咲く生垣に変えよう、ということになって、15本位の小さな山茶花を植えた。 既に植えられてから10年経っていた杉は小さいとはいえ根が張っており、敷地の南側の境界線に並べて移植するのに苦労したのを想い出す。 植えた頃は隙間だらけだった山茶花が、今では隣同士つながっている。 日本のさざんかは八重が主流のようだが、アメリカではわが家の種類をCamellia Sasanquaという名で売っている。 JavaScript is required to view the slideshow
わが家のバックヤードに生えていた大木を5、6本今年の夏に切り倒したが、その際の市からの許可条件として7本の木を新たに植えることが義務付けられている。そのうち50%以上が地元の樹種でなければならず、またすべて高さが6フィート以上でなければならない。 夏の間に5本のLeyland Cypress(セイヨウヒノキまたはイトスギ)を買ったが、更に2本買わなくてはならない。 そこで今日の日曜日、洋子さんと一緒にわがやから20マイルほど離れたスノホーミッシュにあるFlower Worldという植木屋を訪れた。行って驚いた。一辺が1000メートル位ある広大な植木屋で、おいてある樹種と数が半端でない。日曜日のせいか、かなりの数の人たちが植木や鉢植えを買いに来ている。 私たちは葉が子供の手のように小さくてかわいらしく、また紅葉の美しい日本のモミジと、春に花を楽しませてくれるサクラを買いたいと思っていたが、モミジだけでもいろいろな種類が優に500本はある。日本のモミジは高価であることは知っていたが、高いものでは幹の太さが3センチ位なのに$300以上する。色々見て回った末、Emperor Japanese Mapleという、丈がやっと6フィート位の小ぶりのモミジを$100で買った。 次にサクラを見に行ったが、この広大な植木屋では10分以上歩かないとサクラの売り場に行かれない。ようやくたどりついた売り場には20種類以上のサクラが並べられており、半数以上は日本のサクラではない。なじみのあるソメイヨシノも30本位あったが、バックヤードに植えるには大きくなりすぎるので、Dwarf Akebono Cherryという品種の丈が8フィート位のサクラを約$40で買った。Akebonoはアメリカに移植されたソメイヨシノのことだそうで、買ったものは名前から察するにあまり大きくならない樹種のようだ。 家に戻ってから大汗をかいてバックヤードに穴を掘り、モミジを植えた。植えてみるとこのモミジは見るからに小さく、頼りない。早く大きくなーれ。 今週雨が降らない日があったらサクラも植えるつもりだが、こんな作業をすると数日は腰痛に悩まされるので、遅くも木曜日までには植えないと、週末のゴルフに悪影響があるだろう。