昨年は度々ブログに書いていた柚子の木について最近はほとんど書いていないが、別段柚子に関心がなくなったためではない。今は季節として柚子を使う料理が冬ほど多くないことは確かだが、くまごろうの柚子に対する関心は少しも衰えていない。
今年4月頃、わがやのさくらも咲きそろそろ春めいてきたので、それまで室内で避寒していた柚子をフロントヤードに植えたが、その後マーサーアイランドでは天候不順な春を迎え、せっかく成長していた新しい葉が元気を失い、萎れてしまった。5月も下旬になってようやく春らしい日が続き、柚子は元気を取り戻すかと思ったが、一向にその気配がなく、もしや枯れてしまったのではないか、と心配していた。
2週間ほど前からこの木に小さな新芽が見え始め、今ではそれらがかなり大きく膨らんできた。この木は生きていたのだ。きっと急激な環境の変化に驚いて、暫くの間体調を整えていたのだ。しかし夏至を迎えても幼い葉が育っている程度なので今年の収穫はあまり期待出来ない。
柚子は100枚の葉におおよそ実が1個生るという。たくさんの葉が成長して将来はたくさんの実をつけてほしいと念願している。
柚子は寒さに比較的強く、東北地方でも育つと聞いている。この地で越冬させるためには周りを囲ってやるなどの対策が必要かもしれない。
数日前にしゃくやくの写真をアップしてからすぐに、今度は洋子さんが暫く前に買ってきた白いしゃくやくが開花した。真っ白なしゃくやくはとても清楚で無垢な赤ちゃんのようだ。
しゃくやくはその香りのためかわがやを頻繁に訪れる鹿が食べないので、安心してつぼみの開花を待っていることが出来る。
今年もわがやのフロントヤードに植えてあるしゃくやくが咲いた。昨年より2週間遅い開花だ。
気品のある色と花びらは可憐な乙女を想わせる。『立てばしゃくやく座ればボタン.......』、そういえば最近しゃくやくのようなひとに会っていないことを実感する。
一昨年の11月にわがやのバックヤードに植えたさくらが今満開だ。このさくらはあけぼのと呼ばれるアメリカでそめいよしのから改良された品種で、そめいよしのほど大きくならないそうだ。
木はまだ頼りないくらい細いくせに花の密度が高く、たわわに咲いている。遠くから見ると八重ではないかと思うくらいだが、近づいて花を見るとまごうことなき一重の花だ。朝食をとるテーブルからもダイニングテーブルからもよく見える位置にあり、いつもわれわれの目を楽しませてくれる。
さくらは成長が早いと言う。フロントヤードのそめいよしのも植えた時はこの木と同じくらいの太さだった。このさくらも数年を経ずして見事な花を咲かせてくれることだろう。
今年のシアトルの春は天候が不順だ。因みにこのあたりの今年の月間雨量は1月が110ミリ、2月が91ミリ、3月が176ミリで、過去30日のうち24日は計測される量の雨が降ったそうだ。これほど雨が多く日照時間が短いため、わがやのそめいよしのが満開になるのは予想より遅れるかもしれないと思っていた。
昨日はシアトルの少し北では雪が降り、このあたりでも晴れたり激しい雨が降ったり突風が吹いたり雷が鳴ったり雹が降ったりとにぎやかな一日だったが、連日日中の気温は10℃前後のためかわがやのそめいよしのは予想通り本日満開となった。
そめいよしのの花はこのあたりに多いチャイニーズチェリーの桃色よりも淡く、上品で華やいで見える。わがやの前の通りはやや急な坂になっているが、坂の上からでも美しい花が垣間見え、少しでも花に関心のある道行く人たちの注目を浴びていると思っている。
これから1週間ほどは美しいさくらを楽しめるだろう。
東京の気象台は28日、靖国神社にあるそめいよしのの標準木での開花を認め、開花宣言を行った。昨年より6日遅いそうだ。
マーサーアイランドの標準木である(?)わがやのそめいよしのも今日、5、6輪以上の開花を認め、当地でも28日を今年の開花日と宣言した。(誰も認めない?)ブログル記録によれば昨年は3月4日、2009年は4月5日だったが、昨年はクロッカスと一緒に咲き出したので如何にも早すぎ、クロッカスの季節が済んで乙女椿が見ごろな今の開花のほうがまともだろう。
これから約2週間、美しく華やいだ桜が楽しめる。穏やかな天気が続くことを念願している。
クロッカスは寒さがまだ厳しい頃に咲く花と思っていたが、わがやでは今、クロッカスが花盛りだ。念のため自身のブログルを見ると、去年もクロッカスが3月初めに咲いており、同じ頃乙女椿が咲き乱れ、そめいよしのの蕾も大分色付いていた。
今年はクロッカスは咲いていても、乙女椿とそめいよしのの蕾はまだ固い。今年は去年より春の訪れは少し遅いようだ。
いつも走っているコース沿いの住宅にあるチャイニーズチェリーは、木によっては既に5分咲きになっている。桃の節句も過ぎ、春の足音は確実に近づいてきている。
12月初めに氷点下になる寒い日が続いたので、鉢植えにしてある柚子の木をデッキから室内に移した。柑橘類の中では寒さに強い柚子は東北地方でも育つとは言うものの、ようやく手に入れた大事な木、風邪でも引かせてはとの親心だ。
温暖な室内に置かれたこの木は春が来たと勘違いしてか、新芽が生え出した。最近になってよく見ると蕾が2つ出来ている。柑橘類の花は常識的には春に咲くものと思っているが、このような状態は良いことなのか悪いことなのか、洋子さんと二人で思案している。
古い葉が落ちてから寒肥を与えようとしていたのだが、これらの葉は一向に落ちる気配がない。柚子は常緑樹だから古い葉が落ちる必要はない、と勝手に納得しているものの自信がない。栄養不足にならないようとりあえず肥料だけは与えて様子を見ている。
今年は野球のボールより少し小ぶりの柚子の実が2個だけ収穫出来たが、来年はたくさんの柚子が収穫出来るか楽しみではある。
日本の兄の家でたくさん花柚子が採れた、との知らせで今年はじめに発心したわがやの柚子プロジェクト。入手するに当たりいろいろと曲折があったが8月に最初の木を入手したことは以前のブログルに書いた。
秋も日一日と深まり、わがやに到着した時は緑色だった柚子がだいぶ黄色く色付いてきた。いつまでも実をつけたままにすると来年の収穫が少なくなる、との情報もあり、数日のうちに収穫して柚子大根にして味わってみよう。
洋子さんは収穫後、日当たりの良い風の強くない場所を選んで庭に植え替えたほうが良いのではないか、との意見だが、シアトルでは冬に気温が−10℃程度まで下がることがあるので、柚子がいくら寒さに強いかんきつ類とはいえ少し心配だ。もう少し調べて鉢植えのまま育てることも考えてみよう。
今年7月31日付のブログに、Growquestというカリフォルニアの植木屋が1月初めに注文した柚子の木をなかなか送ってこないと書いたが、一昨日、注文してから8ヶ月目にしてようやく送ってきた。これまで何回メールしてもそのたびに言訳ばかりして送ってこず、インターネットで調べると評判が良くない業者であることがわかり、しびれを切らして別のカリフォルニアの植木屋から柚子の木を入手した後はこの業者のことは諦めていたので、ちょっとした驚きだ。
輸送による試練の直後のため柚子の木はまだ元気が良くないが、小さいながら青玉が8個も付いている。木は90センチ位あってひょろ長いが、葉や実は一番上の40センチ位のところに集中している。
洋子さんが丁寧に鉢に植え、毎日大切に手入れしているので、暫くすれば元気を取戻すことだろう。わがやの2本の柚子の木、どちらが良く育つか楽しみだ。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ