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くまごろうのひとりごと

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アメリカの休日に考えること

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アメリカでは今日は大統領の日の休日。これは初代大統領のジョージ・ワシントンの誕生日である2月22日を記念しており、現在は2月の第3月曜日が休日となる。今日がアメリカでは元日、キング牧師の誕生日に次ぐ今年3度目の休日である。

アメリカの祝祭日は少ない。次の祝日は5月下旬のメモリアルディ、そして7月4日の独立記念日、9月第1月曜日の労働記念日、10月第2月曜日のコロンバスディ、11月11日のベテランズディ、11月第4木曜日のサンクスギビングディ、12月25日のクリスマスディの10日だけだ。これらの祭日の中でキング牧師の誕生日、コロンバスディ、ベテランズディを休まない企業も多い。

日本では休日がたくさんある。今年になってから既に元日、成人の日、建国記念日があり、夏までに春分の日、昭和の日、憲法記念日、みどりの日、こどもの日、海の日の9日が休日だ。これに加え正月3が日は休みとする企業が多いから、7月までにアメリカの休日を越える休みがある。その後も年末までに6日の休日があり、大晦日はもちろん、その前日も休む会社が多いので、日本の休日はアメリカの2倍となる。

休日が多いということは経営者の立場から見ると労働生産性が低下することになるが、有給休暇を消化しないと言われる日本人には国が定めた休日が必要なのだろうか。それにしても近年制定された日本の休日は、特定業界が政治家と組んで推進し、受益者である公務員や給与所得者にとって悪くない話なので、まとまった反対を受けることなく決まっていったような気がする。もしも新たな休日の制定が企てられるなら、経営者は強く反対すべきと思うのは私だけだろうか。
#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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条例の遵守

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昨日、市のArborist(樹木専門家)がわが家のバックヤードに新たに植えた木を検査に来た。彼女は植えられた木については簡単に見ただけで承認してくれたが、Arboristとしての興味はむしろ切ったカナディアンメープルの切り口に寄せられていた。

ひとつの株の切り口を見るとこれまでは健康な木だったようだが、表皮が内部に食い込んでいる部分があり、長期的にはこれが更に食い込んで幹の強度低下をきたし、またもうひとつの株では健康に見えた幹の内部にもかなり進行した腐食があり、今回切ったことは正しい判断だった、とのこと。このプロジェクトは少なからぬ出費ではあったが、嵐で木が倒れて建物に被害を及ぼすことを防ぐためには必要な経費であったことを納得する。

アメリカ全土がすべて同じかは知らないが、私の経験した範囲では、アメリカでは自治体の条例とそれを遵守させるシステムがうまく機能しているように感じられる。ある太さ以上の木を切る許可についても、面倒ではあるがそれにより景観や環境が保たれるためには悪いことではない。検査も連絡すればすぐ来てくれ、基準に合っていれば承認してくれる。これにより条例が遵守される仕組みだ。

住宅建築について言えば、アメリカの建築基準法も結構うるさいが、例えば基礎工事が終わればその段階で市の検査官が検査し、それに合格しないと次のフレーミングを行うことが出来ない。躯体の構造、水周り、電気、断熱なども各段階で検査官を呼んで、その都度合格しないと次の工事を行うことが出来ない。このようなやり方は、住宅が建築基準法に従って建築されていることを確認するためにはきわめて効果的であり、違法建築の余地が少ない。

日本のことは詳しくは知らないが、建築確認申請が許可されると、中間検査と完成検査位しか遂行されないのではないか。このような検査方式の不備が違法建築や手抜き工事を助長して、消費者に不利益を及ぼすことが起る原因となっているのかもしれない。
#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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