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くまごろうのひとりごと

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中国人高校生のアメリカ留学

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今日のNew York Times電子版に、メイン州のMillinocketという州都ポートランドから300キロ以上離れた、人口2,000人のカナダ国境に近い豪雪地帯にある過疎の町の教育長が、地元の高校に中国人留学生を勧誘している記事が掲載されている。この教育長の計画によれば、年間$27,000の授業料と寮費で10人程度の中国人留学生を受け入れるとの事だ。

地元の高校には2000年には約1,000人の生徒が通っていたが、製紙会社が倒産したことで人口は半減し、現在は生徒数も500人程度となって学校運営が経済的に厳しくなり、中産階級の中国人なら子弟の教育にこの程度の投資をいとわないだろうという中国に詳しいコンサルタントの助言により、中国人生徒を勧誘することにしたようだ。教育長は1週間の予定で北京、上海などに勧誘の旅に出発した。

既にアメリカの私立高校では多くの中国人留学生が学んでいるが、最も近い映画館やショッピングモールまで1時間もかかる寒村にある、設備も時代遅れの公立高校の魅力として、教育長はすぐそばにメイン州の最高峰があるので登山が出来、ハンティング、フィッシング、スノースポーツにも適していると強調するものの、留学する中国人生徒がどれくらいいるか興味深い実験だ。

この記事を読んで如何にも現代の経済情勢を反映していると思った。一昔前なら中国ではなく日本からの留学生を募集したのではないかと思う。日本の国際的評価が高くないことを示しているように思える。

中国の未来を担う若者がアメリカに留学して、中国政府の行っていることや言っていることが国際的にどう評価されているのかを知る点では良い企画と言えなくもない。
#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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