オスプレイ
3月
8日
オスプレイの開発に際しては1989年の初飛行以来、ティルトローター方式という高度な技術が必要なために試作機段階で2回の重大事故を起こしているが、原因究明の上改良が加えられ、2005年末に運用が開始された。その後も何回か事故が発生しているが、その都度原因が究明され対策が施されている。防衛省発表の2003年10月より2012年4月までのデータによれば、オスプレイの事故率は103,520時間の飛行に対し2件で100,000時間あたり1.93であり、1960年代から配備されている輸送用ヘリコプターCH-46の事故率1.11には劣るものの、アメリカ海兵隊所属の全航空機の事故率2.45よりはるかに低い。
オスプレイは従来の輸送用ヘリコプターCH-46の約4倍である600Kmの行動半径を持ち、最大速力は約2倍の520Km/hr、輸送人員数や搭載可能貨物重量も2倍以上であり、緊急時の輸送や救助には大きな力を発揮する。既にイラク戦争やアフガニスタンでも実戦に配備され、実績は少なくない。
日本は離島が多く、また自然災害も少なくない。そのような時にオスプレイは従来の大型ヘリコプター以上の実力を発揮することが出来る。日本政府は2013年度予算にオスプレイの自衛隊への配備に関する調査費を計上し、運用を研究することにしている。オスプレイは危険だ、と国民をあおるような報道をするより、NHKがオスプレイがどのような飛行機であるのかを伝える特別番組を企画することを望む。
投稿日 2013-03-20 11:21
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-03-20 23:46
ワオ!と言っているユーザー