6月
15日,
2018年
Server窒息死
窒息状態です。メンテしている会社は、Serverの能力が低いので買い替えを
勧めてきたのですが、社長さまは納得出来ずに人づてで弊社に依頼がありま
した。
弊社でホコリ除去とメモリーを追加(全部交換)してお返し致しました。
すっかり前以上の働きと、喜んでいただきました。
保守している会社は、この実態に対して、どの様に回答するのでしょうか。
十分な知見と経験が無いと、このような簡単な故障原因を見落とし、
不要なServerを「売りつける」詐欺行為になります。
こんな「保守」に多くの企業は「無駄金」を払っているのが現状です。
大きな会社なんて当てになりません、99.9%は下請けに投げている
のです。
※Emailはこんな時大活躍
本物の保守エンジニアは育たなくなっています
6月
4日,
2018年
台湾にいます
きました。
先週も多忙で、食事を作る時間がないのが苦痛といえば苦痛です。
同年代はほぼリタイヤで、おまえまだ仕事しているのか、と言われる始末
ですが、自惚れではなく私にしか出来ない、私がやった方が良い仕事が
まだあります。多くは倅の方がレベルが上ですが、古い技術や、基礎研究、
修繕・メンテナンスは、私が引き受けております。
でも、4つ目の言語、中国語で苦しんでいます、記憶減退はどうしようも無く
何度も何度も繰り返しの毎日です。加えて聞き取り(四声)が駄目で、
会話に手こずります。
昨日、Amazonで鉄道員を久々にみました、20年末の映画なんですね。
仕事中に往生することが願いです、施設での臨終は嫌だな、と
思うようになりました。
と、言うのは残された一人の叔母を先月施設に・・・・
毎週、私が行くのを実に楽しみにしてくれています、土曜日は初めて
孫を見せに行きました、自分の曾孫のように、心底喜んでくれました。
でも、施設は居心地が悪そうです。
5月
7日,
2018年
今朝は雨(2014.05.07)
5月1日に発生したEmailの不調は2日以上続き、やっと終息の模様ですが、
これを機会に、Email使用の再トレーニングの必要性を感じました。
機器の「発達」で使用者はどんどん利便性のみを追い求め、本来予想とは
異なる使用方法を編み出してしまっています。
これは、障害発生時には大きな問題となります、日常の利便性は確かに
良いことですが、これを追い求め過ぎると、大きな脆弱性をはらむ事に
なります。
私は常々、利便性は脆弱性を内包すると言っていますが、なかなか聞き入れて
いただけません。
人はやすきに流れ、やがて大きなものを失う。
4月
27日,
2018年
PoE Type3/4の試験装置結線図
重要なポイントは、電力伝送のためだけの試験装置で、信号伝送は考慮
されていない。
PoEの標準結線では無く、等価した状態での個別線路の耐久性の試験を
目的とした結線図で、PoEの結線とは異なる。
電源は定電流仕様で設定し、発熱による抵抗値の増大に対応する、終端抵抗
は10Ω程度が最適である、線路抵抗値が大きい場合、規定電流を流す為の
電圧値が50Vを越えた場合、その線路はPoEには不適合であるから、検査の
必要はない。
Type3/4に限らず、PoEではAWG24以上(電線径0.51mm)以上を推薦している
がSTPや、線路がリール状態である場合には熱平衡が困難となるケースが
あることを、この試験で体験すべきである。
4月
24日,
2018年
PoE Type4のための試験装置改造
測定し、その値を0.1で除すことで抵抗値を求めていた
Type4での耐電流試験にも使えるようにした。
なぜ、わざわざこの様な簡単でクリップで接続すれば可能な結線を
装置まで作ってやるのか、情報系の実験だけの経験の方には理解が
しにくいとと思う。
電流値が発熱を伴う量になる場合、接触による導通は不安定となる。
これを軽く考えると、思わぬ実験データの取得ミスとなり、情報伝送
では想像が出来ない「火災」という恐ろしいリスクを背負うことになる。
電力伝送は本当に怖い、一つ間違えば火災の危険が伴う、既存のLANケーブル
に関してはPoE使用時には充分な注意が必要である。
機器の安全装置を過信してはならない。
4月
18日,
2018年
Firefoxで全画面コピー
これはWindowsの「ハサミ」も同じです。
Firefoxでは、以下の手順で全画面コピーが出来ます。
1:F12を押す
2:画面下側にWindowが開くので、右上にある歯車(設定ボタン)をクリック
3:写真の様な画面になるので、楕円赤丸の箇所にクリックを入れる
4:2:の設定ボタンの左にカメラマークが出現する
5:以降はF12 カメラマークで画面データはクリップボードに入る
※Chromeでも同じ事が出来るが、操作がやや面倒かつ現時点では大きな(長い)
画面は不安定。
4月
10日,
2018年
フラットケーブルはPoEで使えるのか?
います。特に周辺機器に添付されるケーブルの99%はこれでしょう。
今回はその中でも頑丈なタイプを選んで、PoEType4を想定しての
負荷試験を行いました。
結果としては熱平衡がとれないとの予想で数分で断念、やはり
使用は無理と判断しました。
※詳細は数値データがありますが、ここでの公開は致しません
4月
10日,
2018年
不良ケーブルの作成完了
Split/Cross/Short/Open/Opposite/Normal
などが用意してあります、それぞれに不良理由のタグがあるので、テスター
の結果と合わせての学習が出来ます。
有りそうで無いのが、この手のサンプルです。
LANケーブルテスターには「標準仕様」は存在せず、その表示方法等は
メーカーの独自性が出てしまい、機種選定や営業への教育には、試料が
絶対に必要となります。
また、工業高校など今後のLAN配線をしっかり学ぶには、「標準不良品?」
が必要と思われます。
4月
9日,
2018年
耐久試験開始
開始です。
熱平衡は30分程度あれば充分と思われますが、実際の運用ににおいて
の問題をチェックするための耐久試験です。
※熱平衡とは、加熱と放熱のバランスがとれ、温度が一定となった状態を
指す。この温度が高いと機器に悪影響を及ぼす、平衡がとれないと一般的
にはオーバーヒートとなり焼損・破壊に到る。
今回の場合、筐体の放熱と周囲温度が密接な関係にあり、現場での実験が
が重要。
終端抵抗は10Ω100w、以前は10Ω20wで容量はクリアしていましたが
長時間放置するには、いささか心もとなく、容量を100wにアップして
実験再開です。
中継端子内にはプリント基板が使われており、これがType4のMax電流
0.5Aに長時間耐えられるかのテストで、実際の通過電流は安全値200%で
1.00Aを全線に流します。
電流による発熱量は 電流値の二乗と抵抗値と時間の積で算出出来る。
LANケーブルや中継端子の内部抵抗は極小であるが、決してゼロではない。
製品によっては不具合があるかも知れず、中継端子の様に接触部分や
プリント基板が複数存在する場合は予期せぬ脆弱部があるかも知れない。
これは理論値ではなく、実際の試験において問題点の存在の有無を追求
する試験です。
中継端子内の全回路に1.00Aが常時流される構造となっており、もし
発熱や異状があれば、Type4での使用禁止のダメ押しが出来ます。
LANケーブルはPoE Type3/4でもAWG23であれば、距離制限はある
ものの、使用可能であることは実証されていますが、中継端子に関して
実験データは私の知る限り存在しません。
中継端子はPoEでなくともデータ伝送での挿入損失ががあり、Giga
での使用はすべきでは無いと考えておりますが、実際の現場では、
中継端子の存在は物理視認しか出来ず、もしフリーアクセス内ならば
発見は不可能に近くなります。
※Fluke社のテスター(かなり高額)を使用し、特別な試験方法を
行えば高い確率でその存在は確認出来ますが、通常の試験方法での
発見は無理です、そもそもこの特別な試験方法は中継端子の発見などは
目的とされておらず、表示される値と距離で、その存在を類推する手法
であるため、中継端子があるかも知れないと事前の想定がなければ
見落とします。
4月
7日,
2018年
あえて不良LANケーブルを作成する
外観からはひと目でわからない様にするために作成しなければなりません。
断線やロケーションミスは作りやすいのですが、短絡は馴れが必要です。
短絡・断線・クロス・スプリット・ミスロケーションを最低4組作らねば
なりません、良品を作るより手間がかかります。
説明:
LANケーブルは既成品がほとんどですが、VEGAのようなネットワーク工事会社では既成品の使用比率は少なく、ほとんどは現地加工で対応します。
この現地加工時にミス配線を防ぐためにテスターを使用しますが、ミスは
実例を見る機会が少なく、不良の意味も分からない場合があります。
実際の現場で、最も発生するのはミスロケーションで、これは照度が足りない場合や、芯線の着色が不鮮明な場合に多発します。
断線は明らかに熟練度不足で、このミスを犯す加工者は必ず再トレーニングが必要です、なぜならその場は合格しても、経年変化でエラーになる加工は
99%、この加工者が絡むからです。
短絡は加工にもよりますが、意外なのはプラグの成形不良で、これに絡むと熟練者でも短絡します。
そのため、あえて不良品を作成し、勉強会の資料を作るのでです。