3月
28日,
2019年
バッテリー並列接続試験
このバッテリーは安価で耐久性もあり、現時点では重量以外の問題は
少ないのです。
並列や直列の運用試験を繰り返しています。
それぞれに長短があり、最終決定のための試験運用です。
並列も直列も、バッテリー個々の性能(劣化)がばらつくことにより
全体としての能力が低下します。
この部分をどう回避するかが重要な問題で、すでにこれに半年以上
費やしています。
見据えているのは、家庭内電源の直流化で、移行にはハイブリッド
としてのAC/DC混在もありますが、最終的(未来)は直流化になると
予想します。
無論、外部供給はACですが、太陽電池等はDCであるため、地産地消
を考えると、最後はDCに行くつくと考えます。
今の実験での問題点は、並列でのバッテリーの電圧差(劣化等)での
フリップフロップによる急速なバッテリーの劣化を防ぐための
逆流防止ダイオードの性能試験です。
ダイオードは低電流であれば、その内部抵抗は問題になりませんが、
電流値が増えると、電圧降下が問題になります。
電圧降下は場合によっては2Vを越えるケースも想定されるので、
電圧維持はもちろん、ダイオードの発熱による破損も考慮が必要です。
対策は性能追求や場合によってはダイオード並列での使用も検討せね
ばなりませんが、それにはしっかりした実験が必須です。
※並列使用はあくまでも実験です、実際の商品化には使用出来ません。
これは電圧降下の低減ではなく放熱の分散が目的です。
とにかく「ありもの(既存部品)」を工夫して実験をすすめないと、
費用や時間がかかり過ぎて、結果が得られません。
エネルギーを扱う実験は、信号伝送とは異なり、僅かな接触抵抗も
異常動作となり、判定を誤る恐れがあるので、実験治具もしっかり
作らねばなりません。
単純な仕掛け、新規性はありませんが、誰かがとことんやる必要のある
実験だと思うのです。