山で迷わないために(2)

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山行で道迷いしない最大のポイントは行動予定を立てることに尽きます。
普段から行き慣れた場所ならともかう、初めての山、または2年以上間があいている場合にはしっかり行動計画が必要です、決して行きたりばったりでは行けません。

必要な機材はコンパスと地形図、今回は地形図について説明します。
地形図の読図は主曲線と計曲線の読み方がポイントのように思われていますが
自分の位置を知るのに重要なポイントはランドマークです。特に低山・里山ではこの
ランドマークが豊富で、これを知り抜いて、コンパスワークをすれば比較的簡単に
現在位置を知ることが出来ます。
http://watchizu.gsi.go.jp/riyou/tizukigou/h13-01-02keikyokusen.htm
主曲線・計曲線の説明

スタートからの説明
スタート地点から最初の目標は展望台です、スタート地点は100mの計曲線をたどって
約70m標高であることがわかります。展望台は263mなので約200mを一気に登る
事になります。
スタート地点からランドマークは何も見えませんが、進むに従い、脇道が出現します。
脇道と断言出来るのはそれは高圧鉄塔の点検路の標識があるからです。
では、その鉄塔はどこにあるのか。
図の鉄塔A,B,Cの位置は紛れも無く鉄塔があります、それは地形図から読み取ることが出来ます。
国土地理院は一旦消去した高圧線を今年の4月から復活しました。
しかし、鉄塔の位置までは記入してありません、では鉄塔の位置をどうして推測
するのでしょうか、それにはルールがあります。
鉄塔A,Bの位置で高圧線に角度がついています、つまり電線に支点があることを
示しています。つまりここに必ず鉄塔があるはずです。
次に鉄塔Cですが、これは直線ですが、稜線上を横切っています、この場合は鉄塔がないと電線を一定高度で支えられません。必ずとは言い切れませんが、かなりの確率で鉄塔が存在します。
高圧線の鉄塔は重要なランドマークです

http://watchizu.gsi.go.jp/riyou/tizukigou/h14kigou-itiran.htm
地形図のシンボルマーク

初めて行く山でも、地形図から事前に色々なことが読み取れます・・・
<つづく>
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