4月
19日,
2009年
台湾でブレークした映画(海角七号)
昨年夏に台湾で大ブレークした国産映画です。
台北のキレイナオネエサンからDVDをいただきました。
終戦時の日本人の教師が、教え子であり恋人の台湾女性を置き去りにして帰国せざるをえなかった心境を7通の手紙に残したのですが、それは彼女には届けられず、手元に残したしたまま亡くなってしまいます。
死後、彼の娘の手でそれを台湾の女性に届けようとしますが、住所が昔のままであるため、配達ができないままになります。
この手紙を巡って、60年後に彼女の旧名友子(ともこ)と同じ名前の日本人女性と歌手になりぞこなった台湾人男性との間で物語りは展開して行きます。
最初はコメディのような展開ですが、実にうまく伏線が隠されていて、良い映画です。
旧名小島知子は台湾を表しています。
中国と国交を結び、台湾を捨て去った日本への強い情念をも感じさせます。
DVDには現物を再現した手紙が入っており、綺麗な文章に心が打たれます。
映画は台湾語と北京語、そして少しの日本語で展開するので、劇場での鑑賞では「意味不明」となります、幸いDVDには英語字幕があり、二回見直してやっと全容がわかりました。
最後に年老いた恋人の元に手紙が届き、それを読むシーンがありますが、とても感動的です。
映画の題名「海角7号」は、住所で現在の高雄周辺のようです、日本語に訳すと「岬7番地」でしょうか・・・・
哀愁のあるピアノのテーマ曲も素敵です、楽譜が欲しくなりました。
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