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ヴィルヘルム・ハンマースホイ

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ヴィルヘルム・ハンマースホイ
 現在、上野の西洋美術館で、ヴィルヘルム・ハンマースホイ展をやっている。12月7日(日)までである。ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)は、デンマークの有名な画家である。
 で、なぜブログにアップしたかというと、新聞の広告で、この「背を向けた若い女性のいる室内」を見たとき、左側に描かれている蓋付陶磁器は18世紀のロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドだと思ったからである。
 デンマークに住んでいたとき、18世紀のロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドを集めているコレクターの家に遊びに行ったが、その彼の家にやはり同じものがあった。彼は、これをパンチボールと呼んでいた。
 部屋が広いので絵では小さく見えるが、実物は結構大きい。
 そして、女性が大皿みたいなものを持っている。実は、このパンチボールには、下に受けとなるお皿がセットである。ちょうど、サイズからして、パンチボールの受け皿だと思うのだが、写真ではよくわからない。本物を見ても、わからないかな...。
 このハンマースホイの写実的な絵は、現在やはり上野の東京都美術館で行われているフェルメールに似ているが、フェルメールも一枚、中国の芙蓉手の大皿をさりげなく描いている。もちろん、ちゃんと女性も描いている。

 ということで、ハンマースホイは、かなりフェルメールを意識してこの絵を描いたのではないかと思うのであるが、いかがであろう。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2008-10-30 08:42

なるほど・・・。


相変わらず深いね・・・(-。-)y-゜゜゜

ワオ!と言っているユーザー

hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2008-10-31 08:54

深いかな...

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KEIさんからコメント
投稿日 2008-10-30 09:23

私がこの絵を見た第一印象は

フェルナン・クノップフとジェームズ・アンソールの
大喧嘩の原因になった2枚の絵
「ロシア音楽」(1881年作)「シューマンを聴きながら」(1883年作)でした。
ここに2枚並べてあるので見て下さい。

http://ameblo.jp/chroc/entry-10105967238.html

フェルメールをはじめ、北方絵画は
室内のドメスティックな物を細かく描く特徴があるので
特別ハンマースホイのこの作品がフェルメールを意識しているとは思えません。
むしろ画面の中央に後ろ姿の女性を持ってくるという構図が
相当特殊ですから、どちらかと言うと
クノップフやアンソールを意識したような気が・・・。

ワオ!と言っているユーザー

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2008-10-31 08:56

構図とか遠近感という視点でみれば、確かに違うでしょうね。

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2008-10-30 10:24

陶器等、その道の趣味がある人は、1枚の絵の中にも興味がそそられるのですね。

わたしも職業柄、映画など見ておりますと「あの椅子のデザインは・・」「あの照明器具は誰誰だ・・・」とか考えながら見てしまいます。
1枚の絵画からそれぞれの情報を結びつけられるのは、楽しいことなのでしょうねぇ。

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2008-10-31 08:58

私も専門分野は建築なので、ファルコンさんと同じような目で映画などは見ますよ。

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