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カイの家

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釉下彩の研究

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釉下彩の研究
 実は、うちの学生が、松濤美術館で私が話した講演会を聞き、卒論で釉下彩の研究をやりたいと言ってきた。ちなみに私の所属している学科は建築である。初めは冗談だと思っていたが、じっくり話を聞くと、かなり本気だったので、悩んだ末、釉下彩の磁器タイルの研究ということにすれば、建築(材料)の研究になるだろうと考え、還元焼成もできる電気窯を夏休み前に購入した。もちろん、私を含めてみな電気窯を使うのは初めて。とにかく、ネットや釉薬の本で調べて、土や釉薬、下絵の具になる材料を購入するように指導した。
 初めは土と釉薬をいろいろ試してきれいに発色させることを目標にして始めた。写真左上の丸いのは、笠間の土に掛けた青磁釉である。右上の白い四角は、志野焼である。ちゃんとヒビが入っている。
 そして、先月、とうとう有田の土を購入して釉下彩の実験に突入。結構きれいに発色している(写真下)。特に、左下の酸化クロムの緑がよく発色している。ちなみに、右上は酸化コバルトなので、青にならなければならないが、グレイ。左上は酸化銅なので、赤あるいはピンクを期待していたが、ちょっと紫に近いグレイかな。右下はニッケルだったかな。これはグレイらしい。まあ、初めてにしては、なかなかいい感じである。
 現在、いろいろ調合を変えたり、焼成温度を変えたりして、頑張っている。最近は桜の描き方もうまくなってきて、なかなか期待できそう..
#アート #伝統 #文化 #芸術

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2012-11-06 00:08

これまたすごい研究に至ったわけね・・・。

凄い影響力!!

ワオ!と言っているユーザー

hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2012-11-06 09:26

本当は私がやりたかった..

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