先日は【大阪国際女子マラソン】で、福士加代子選手の壮絶な走りに全国で多くの受験生が勇気を与えられたことでしょう。
5千メートルの女王と呼ばれながら挑んだ42.195kmでは初心者です。あれほど壮絶な展開を誰が予想したことでしょう。もちろん女王としてのおごりがあったとは思えません。マラソンの全体を見通した走りができなかったのかも知れません。それほどまで、マラソンは難しいのだと感じました。
30kmを過ぎてからの失速では顔面を強打するほどの転倒にも耐えて、そしてまた倒れても耐えて最後までレースをあきらめない気丈さには、誰もが多くの感動を覚えたことでしょう。
【大相撲初場所】は千秋楽の横綱決戦となりました。しかも、2場所休場明けの朝青龍は何かと話題の的。東の正横綱 白鵬にとっても1人で2場所を守ったというプライドとモンゴルの先輩に対する意地もあったことでしょう。
久しぶりの大一番となりました。がっぷりに組んだ取り組みは力が入りました。翌日の横綱審議委員会でも朝青龍の評価はまずまず、2場所休場という選手にとっては致命傷とも言われるブランクを何とかカバーした今場所は、高い評価を得ることができました。
双方とも横綱のプライドと意地が人一倍強かったと感じました。日本人同士の決戦ではなかったにしろ、日本全国が熱くなった瞬間でした。
この二つの話題は受験直前の受験生にたくさんの勇気を与えてくれました。あきらめない気持ち、倒れても倒れても這い上がる根性、絶対に相手に負けたくないという意地、それぞれ多くのことを教えてくれた素晴らしいできごとだったと思います。
ラッコ横山
「私も中学受験をしてみたかった。」という声をいろいろな所で耳にします。きっと、中学受験を経験しているタレント達が、テレビのクイズ番組等でスパッ、スパッと正解を出しているのを見て、自分もそうなれたのではないかと考えたからではないかと思います。どれくらい頭が良くなるかは定かではありませんが、ただ頭の回転はとても速くなっていることだけは確かです。短い時間で長い文章を読み、あれだけの内容のものをこなしているのですからあたり前のことなのでしょうか。
世界の偉人と呼ばれる人達の多くは、若い頃に同じような特殊な教育を経験しています。中学受験の最大の価値は、この時期のそういった勉強をすることにあって、受験はその一通過点にしか過ぎないと思います。ですからこれを利用して、“世界の偉人”とまではいかなくても、いつもそこになくてはならない存在になることを目指して欲しいと思います。
そして、そういったステージに立たせてくれた両親に感謝して受験に臨んで欲しいと思います。
カーネル笠井
花の少ない季節はそれだけで寂しさが募ります。
そんな中、山茶花、寒椿だけの散歩道に梅がほころび始めました。
白梅に紅梅と、春までもう少しと告げてくれます。
明日、明後日は受験生と最後の仕上げ授業があります。
不動心の明るい笑顔でみんなを送り出したいと思っています。
福井
【入試直前 hotline(ホットライン)スタッフ 応援メッセージ】
■受験の結果だけで人の価値や人生が決まることはありません。一番大切なことは日々の努力にあります。これまでの学びを通していろいろな知識・ものの見方・考え方を身につけてきたことと思います。皆さんの努力はご両親そして塾の先生が一番わかっています。そして受験では必ずや努力した人が報われます。当日は普段通りに塾の授業あるいは模擬試験のつもりで受験してください。緊張しすぎると普段の力が発揮できないことがあります。しかし、冒頭でお話ししましたように、受験で人間の価値が決まることはありませんから、思う存分、自分らしく精一杯入試問題との対話を楽しんできてください。その対話の充実が合格を勝ち取ります。
作問者の先生は何を問いかけてるのだろう。自分はこう考えるということをわかりやすく書き記します。一方的に答えをぶつけ過ぎたり、あるいは表現が乏しくて内容が理解できないとならないよう、自分らしい答案を最後まで粘って書き記しましょう。そんな心のこもった答案は人の心に響きます。見やすい字で丁寧でわかりやすい表現で書きましょう。
入試ではこれまでで最高の答案を作ると決めて取り組みましょう。その先には必ずや納得の結果が得られると信じています。
最後に入試当日の朝は、これまでしっかりとサポートしてくれたご両親、ご兄弟、ご家族の皆さんに感謝を忘れずに胸を張って大きな一歩を踏み出しましょう。
横山 善則
■猛暑に耐え、厳しい北風にも耐えて、これまで積み重ねてきた努力が報われる瞬間が、もうすぐ訪れる。君たちのそばにはいつも両親が、家族が、仲間が、そしてhotline(ホットライン)の先生達がついている。何も恐れることはない。自分の力を信じてまっすぐ突き進め。
最後に注意「単位・約分・3.14」
吉報を待っています!
秋元 一夫
■どんな理由で受験勉強を始めたとしても、今までに学んできたことは一生の宝となり、決して無駄にはなりません。
入試はその一通過点にしかすぎません。とにかく、自信を持って取り組んできてください。
結果はその後からいろいろな形でついてくるものです。
カーネル笠井
■みんなが勉強を始めた頃は、今より身長は10センチ程低く、まだまだ遊びたい思いを持ちながらの塾通いだったのではないでしょうか。
そして、テキストが進み、行きたい学校がぼんやり見えてくると、思うように伸びない力に悩んだこともあったかもしれません。
しかし、ノートに綴った文字の数だけ、テキストについた手の跡だけ前に進んできたはずです。
自信を持って、正々堂々と挑んできてください。
前に続くそれぞれの道が必ずあります。
「大丈夫」満身のエールを送ります。
福井 順子
■志は高く、自分自身の力を信じて実力を発揮しましょう!!
田原 秀
■中学生への第一歩です。最後まで諦めずに最善を尽くしましょう。
伊藤 敦子
■みなさんがそれぞれに、それぞれの方法で一生懸命に勉強してきたと思います。
くじけそうになったり、投げ出したくなったこともあったかもしれません。
そんな困難を乗り越え、受験をする日まで頑張ることができた自分に自信と誇りを持って下さい。
当日は思い切り深呼吸をし、自分のベストを尽くして臨んできて下さい。
I wish your hapiness!!
土橋 美穂
■長い時間をかけて努力してきたことに自信を持ちましょう。
そして、支えになってくれた家族やお友達、先生方への感謝の気持ちを忘れずに、合格への階段をのぼりきってください。
谷川 奈穂
2008年 入試直前
お正月休みがあったせいか
今週はセミナーや授業が同じ日にあったりと
予定が立て込んでいました。
昨日、電車の乗り換え通路を歩いていた際、
私の前をご年配の二人連れの方が歩いていました。
足元を確かめながら歩く歩調はゆっくりで、
いつもなら後ろを微笑ましく見守って歩きます。
昨日は脇をすーと追い越して急ぎ足でホームに向かいました。
電車に乗ってから、もしかしたら眉間に皺をよせて
難しい顔をしているのではないかと心配になりました。
気持ちの余裕、季節の移ろいを感じる心を磨く事、
帰りにお花を買って帰りました。
福井
家で勉強ができない子どもが増えています。その原因の一つはご家庭にあるようです。勉強をしているとすぐに口をはさまれる、なかなか勉強に集中できない、誘惑するものがたくさんあるなど。物が豊富な時代です。きっと机の周りには勉強道具以外の物の方がたくさんなのでしょう。
またお母さんも、ついわが子が勉強をしていると気になってあれこれ口を出しすぎることで、子ども達は口うるさいという印象を持って徐々に遠のいてしまいます。
もう一つの原因は学校かも知れません。もちろん学校による差もありますが、勉強の仕方を知らない、普段からにぎやかで落ち着いて勉強ができないなど。
総じて言えることは、これらのように子どもを取り巻く環境の変化が子ども達を変えているのだと思います。つまり、子どもが落ち着いて勉強できる環境、さらには自分から勉強ができる環境をどう作り出すかが、私たちの役目だと思います。
勉強が自分でできるようになる。そしてできるだけ塾で進められるように、そして家庭では可能な限り、ご家族の団欒や子どもの時に体験しておきたいことにチャレンジしてほしいと思います。
ラッコ横山
今日は久しぶりな大粒の雪、朝から午後にかけては視界もさえぎられるような雪景色でした。あっという間にあたり一面が雪化粧で真っ白に。夕方からは雨に変わり、いつの間にか普段の風景に様変わり。自然ははかないものです。
子ども達は早速学校で雪合戦をしたそうです。水分をたっぷり含んだ雪はさぞかし重かったことでしょう。でも冬に雪遊びをすることは貴重な経験です。
遠い昔は毎年しっかりと雪が降りました。大雪も当たり前で雪化粧は日常茶飯事でした。冬の印象はあたり一面がまぶしいことです。目を細めて学校に通っていました。道々必ずどこかに雪だるまがあって、みんなが思い思いにほうきを持たせたり、帽子をかぶせたり、あるいは絵の具で色をつけたものもありました。それぞれの思い入れが感じられる力作でした。
昼休みや放課後の雪合戦は本格的でした。クラス対抗もよくやりました。女子も加わって、よく味方にぶつけて怒られたものです。
田舎に行くと、たった1日で数メートルも降ることもありました。多くの家がその雪に穴を開け、天然の冷蔵庫に野菜や食べ物を貯蔵していました。初めて見た時は、どうして同じ穴から白菜や大根が出てくるのか不思議でした。その仕組みがわかったのは数年後で、改めて人間の知恵にうなずいたものです。
そしてなんと言っても楽しみだったのはスキーです。最初にスキーを滑った人は遊びの天才だと思ったものでした。
山の獣道を利用してボブスレーのようなこともやりました。5人から7人ぐらいが一緒に組み合って山の頂上から滑り降りる遊びは、当時、最高の遊びでした。転んでも転んでも助け合い、笑い合い、何度も何度ももっと速く滑り降りることができるよう、米袋の中身を替えてみたり、前日の夜に獣道上にあらかじめ水をまいて凍らせたり、あるいは体重の重い順、軽い順に並んで滑ったり、子どもながらに悩み、考え、工夫をしたように記憶しています。遊びの中でいろいろな知恵を自然に会得していたように思います。
そんな遊び三昧の幼少のころを思い起こすと、今の子ども達はしっかり遊んでいないように感じます。遊ばない子どものデメリットも昨今では話題になります。子どもの頃は可能な限り遊び、外遊びをさせてあげたいものです。
ラッコ横山
最近、頭の切り替えが遅くなってきたことをひしひしと感じるようになりました。授業に入ってもなかなかその教科のモードに入れず、普段なら簡単に解けるはずの問題の説明にも四苦八苦するありさまです。でも10分もたつと何でもない内容の問題であったことに気が付くといった具合です。
以前、女子校の最難関校である桜蔭中学校の入試問題は、算数と理科の問題が合体しており、1枚の問題用紙に算数と理科の問題が交互に並んでいるという、特別な形式をとっていました。そして、国語と社会も同じように合体していたのです。この問題を算数だけ、理科だけに分けて取り出して解いてみると難関校のわりには意外と易しい問題だったのです。きっと、子供達にとって算数を解き、すぐに頭を切り替えて理科を解くという作業が思いのほかに難しくて、なかなか高得点が取れなかったようです。どうやら、年寄りと子供は頭の切り替えが苦手なようです。入試の狙いも、こういった問題に対処できる頭の切り替えが素早い子を入学させたかったことにあったのだと思います。しかし、現在では4教科が別々になってしまい、算数も理科も問題のレベルが数段と高くなってしまいました。
過去問演習や合不合の判定テストで、各教科の成績が安定しない子が多くいます。あるときは算数の出来がとても良く国語の出来が悪かったのが、次のときはこの逆に国語の出来が良くて算数の出来が悪かったといった具合です。そんな子供達の話を聞いてみると、前回悪かった教科を今度はがんばろうとして、そこに全神経を使ってしまい、他の教科には気が回らないでおろそかになってしまったようです。本体どちらの教科もできるはずなのに、とてももったいないことです。
こんなタイプの子は、今後は頭の切り替えを練習する必要があります。そのための一番簡単な方法は、終わった教科のことはもう考えないで、次に行われる試験の教科のことだけを考えるという方法です。こうすることだけで頭の切り替えがスムーズにできてしまします。
試験前の10分間、次に行われる教科のことだけをあれこれと考え、上手に頭のモードを切り替え、もらすことなく実力を発揮して悔いのないない受験を送って欲しいと思います。
カーネル笠井
今日は上野毛で授業がありました。
時々質問を受けることですが、
「国語の点をあげるにはどうしたらいいですか」
色々考えても第一歩は、国語を好きになることだと思います。
点にはなかなか結びつかなくても楽しんで授業を受けているうちに
文章がすーと頭に入ってくる瞬間があるようです。
そういう思いを積み重ねていくことが大事なのです。
国語の学びは小学校だけでは終わりません。
むしろ中学・高校で友達との関わりや知識のひろがりの中で
伸びていく教科です。
中学受験という節目はあるけれど、
国語好きを一生の宝としてほしいのです。
N君、国語大好きですね。
しっかり力もつきました。
心から健闘を祈っています。
福井
昨日、今日とコーチングセミナーをしました。
今日は入園前のお子さんをお持ちのお母様向けでした。
みんな少しでもいいママになろうと
一生懸命にメモをとってらっしゃいました。
そんな姿をみていると思わず、
子ども達はどんなおかあさんでも大好きですよと
声を掛けたくなります。
普段子ども達と接しているとお母様を気遣う言葉をよく耳にします。
傍にいてくれるのが当たり前、
煙たいけれどかけがえのない存在。
生まれて、腕に抱かれて、肌を触れ合わせて
愛されて育まれた記憶が心の奥底に
しまわれているのだとおもいます。
失敗の子育てなんてありません。
自信を持って愛し続けてくださいね。
そんな思いでセミナーを終えました。
福井
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