秀吉は棄教しなかった26名のキリシタンを捕えて長崎に連行。
彼らの殉教の地は、長崎駅から歩いて10分程の所にある。
今月4日付き朝日新聞に「恐怖の記憶・精子で子孫に継承」という記事が掲載された。
米国の研究チームが科学誌に発表した論文だそうだ。
オスのマウスにサクラの匂いを嗅がせると同時に脚に電気ショックで苦痛を与える。
やがてそのオスは、サクラの匂いだけで脅える仕草を見せるようになる。
その後メスとつがいにさせて子供を産ませる。
その子供マウスは父親が恐怖を感じたサクラの匂いをかいだ時に、
同様の脅えた反応があったという。
そして孫の世代にも同様の実験結果が得られた。
彼らの精子DNAを調べてみると、
嗅覚を刺激する遺伝子に変化の跡が認められたという。
我々一般の日本人は宗教に対し、特にキリスト教に対して警戒感や恐れの様なものを感じていないだろうか?
それはおそらく豊臣秀吉から始まったキリシタン迫害の277年間と関わりがあるんではないかと。。
先日長崎で出島を訪問して外国人に警戒した仕組み、
踏み絵や5人組制度と言った江戸幕府創出のキリシタン撲滅のための制度、
直視できない残酷極まる拷問から守るために隠れキリシタンとなって潜伏した五島列島、、、
これらに思いを馳せていると、この新聞記事が無関係でない様な気がしてくる。
我々日本人は江戸期の鎖国を通じて
キリスト教信仰に対する抵抗し難い恐怖感を醸成し続けたのだ。
その民族DNAは現代の世代にも引き継がれているのでなかろうか?
そんなことも「日本人のキリスト教に対する一般認識」として
明日のオーナー会でお話することになりそうです。
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