「天使ガブリエルがマホメットに会ったのは何年だったか分かる?」
夕食の直前、長女がこんな質問を始めた。
「真実の事を言おう。天使ガブリエルは、
一度だってマホメットに会ってないよ。」
と私の回答。
「ウんーん」と、納得しない長女。
「学校の社会科の宿題をしているだけのことでしょ。
彼女たちは今、コーランとイスラム教の勉強をしているのよ。」
と、助け船を出す家内。
「コーランは人が作り上げたフィクションだ。
神が啓示された書である聖書とはそこが違う。
だから、コーランの中身は統一されてなく、矛盾点で溢れている。」
そのような私の偉大なレクチャーに耳を傾けることもなく、
長女は教科書を見ながらサッサと宿題の問題をこなして行く。
「へジュラが何年で、メッカは、、」と、独り言を言いながら。
「イスラム教徒のほとんどは、平和を求めるごく普通の温和な人たちよ。」
と家内。
「その通り。なぜなら多くのイスラム教徒は、コーランに忠実に従おうとはしないからね。コーラン通りを実践しようとする原理主義者は、殺人者にならざるを得ない。」と私。
「オー(T_T)」(また始まったか、という嘆息の家内)
「私たちは聖書を信じ、これを実践しようとする原理主義者であり、
その結果平和に生きる他ないね」と私。
「クリスチャンだって、
かつては聖書を持ち出して同じような殺戮の歴史があったよね」
と家内。
「それは聖書解釈が間違っていたからだ。正しい解釈ならそうはならないはずだ。
ところがコーランには、
"異教徒から土地を取り上げろ、イスラム教に改宗しない異教徒は殺してしまえ。
その戦いで殉死した者には天国が約束されている"
こんなことがはっきりと書いてあるんだ。」
いつの間にか私と家内との宗教談義となるが、それを尻目に問題用紙を進めて行く長女。
コーランには、聖書の教えもふんだんに取り入れてある。
マホメットが最後に現れた最大の預言者であると崇めている。
聖書時代から続く預言者の系譜に連なるものだと自称する。
もちろん、当時のキリスト教会はそれを受け入れることはできなかった。
激しく傷ついたマホメットは、キリスト教会への憎しみを募らせていった。
ところで、黙示録の最後には聖書を改ざんする者への厳しい警告の言葉がある。
聖書自体が、黙示録を最後に神からの啓示は終了していると告げている。
「天使からお告げを受けた」
「神からの言葉が降った」
「聖書以外にも、私に、ここに、神の啓示の言葉がある」
この様に語るものは全て、ニセ預言者である。
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