地球の縮図版、ニューヨーク
10月
1日
様々なエンターテイナーとの出会いである。
セントラルパークを南北に走る長距離移動では、
体育会系お兄さんたちのアクロバット宙返りが見ものであるが、
今回は遭遇できなかった。
父親とその子供らしい2人組が楽器を奏でている光景は何とも微笑ましい。
彼らは趣味でしているのか、生活の糧を得るための生業なのかは分からない。
昨年の国勢調査によれば、
ニューヨーク在中の約20パーセントが貧困ライン以下の生活を強いられており、
フードスタンプ(食糧配給券)利用者が約25パーセントであると
地元新聞紙が伝えていた。
ニューヨークは地上のあらゆる階層を集めたような
ディバーシティの激しいところだ。
超裕福層が気取りながら買い物をしている店の裏口では、
南米からの不法労働者たちが最低賃金で重労働に就いている。
経済間も、民族間も、それに年齢や職業も実にバラエティに富み、
厳しい格差があるのに秩序を保ちながら、
それぞれ楽しそうに暮らしているところがユニークである。