沖縄県地域統括相談支援センター長増田先生、ピアサポーターさん、事務スタッフさんとはなうめスタッフ。
当サポートハウスが石川県から委託を受けている事業の一つに院内がんサロンの運営支援とピアサポーターの育成があります。
そんな関係で同じようにピアサポートの普及に励む他県の団体や機関とも繋がりがあったり、さまざまな場でやりとりをすることがあります。
苦労や工夫を共有することは、同じように奮闘している心づよさだったり、なにか新しいアイディアにつながったり、まさしく私たち運営側のピアサポートだったりもします。
そして今回沖縄県から琉球大学病院内にある地域統括支援センターのみなさんがはなうめに来てくださいました。
⇨沖縄県地域統括相談支援センターのホームページ
✳︎地域統括相談支援センターって石川県にないんじゃない?と思われるかもしれませんが、当サポートハウスがそれに当たります。
また、地域統括相談支援センターがない都道府県もあります。
9日土曜日は午前中からがんと暮らしのカフェタイムに参加されて、
午後は壮年部をご一緒しました。
壮年部は40〜50代でがんを経験された方の時間です。
沖縄のセンター長、増田先生から壮年部の皆さんは「はなうめに来るきっかけはなんでしたか?」という質問がありました。
はなうめを知るきっかけ
・なんとなく「がん」について検索しているときに見つけた。
・いろんなプログラムがあって楽しそうだった
・スタッフと共通の知人からの紹介
・スタッフがはなうめについて話している動画で「気軽に来てください」と言っていた
・はなうめができてすぐ(10年前)に新聞をみて
・休職中に職場の産業医から紹介された
・病院に置いてあるはなうめカレンダーをみて
はじめの一歩
・電話をしたらスタッフが「一度来てみたら?」と言ったので行ってみた
・近くまで来たのでその勢いで寄った
・プログラムに予約して参加
来てみてどうだったか
・家族や友人の前では元気でいるようにしていたがここでは安心して患者でいられると感じた
・初めて涙が出て、すっきりした。
・それまでは一人だと思っていたが、それぞれ病状や部位は違っても仲間になれた
・体力がなく手術しなければよかったと思っていたが、食事やフィットネスで少しずつ回復し、それまで楽しいと思わなかったことも楽しめるようになった。
・他の参加者さんとプログラムを楽しんで笑うことが増えた
・仕事やお金のことなどここに来なければ知らないままのことを知ることができた
・職場にどんな風に話すか!?とセリフまでその場にいたみんなで考えたこともあった
・同じような経験をしているので説明がいらない。気持ちが楽。
10年前の開所当時から利用されている方から最近来られるようになった方まで、
ひとりひとりとの出会いやこれまでをあらためて思い出してみると
みなさんの困り事や苦悩から私たちスタッフも学び、次に出会う方に力になっていることも実感。
やっぱりがんサロンは仲間で支え合うピアサポートの場なんだなあと思いました。
沖縄からのお客さまとひと味違う壮年部でした。
遠くから足を運んでくださってありがとうございます。
がんと暮らしのカフェタイムは
ソーシャルワーカー、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーとお金や仕事、暮らしに関してちょこっと学んでみなさんの疑問や経験も共有する時間。
今月は話題提供の担当はファイナンシャルプランナー
テーマは医療費控除
参加者さんの反応は「去年も聞いたけど、今年も新鮮な気持ちで聞いている」
つまりは、一度聞いたくらいでは身に付かないんですけど、
医療費控除について困ったことがあったらどこで誰に聞けばいいかがわかっていれば良いと思います。
ファイナンシャルプランナーや税務署。
はなうめの場合はこのがんと暮らしのカフェタイムの時間にファイナンシャルプランナーがいます。
今日話題にあがったこと
・医療費控除における世帯の考え方は高額療養費制度のそれとは違う
・世帯の中で最も所得の大きい人から控除する
・税務署が比較的空いている5〜6月頃に行くのも一つの方法
・医療費と紐づかない保険は相殺しなくて良い(診断給付金など)
・カード払いの場合引き落としは翌月でも支払い手続きをした日に医療費を支払ったことになる
知ってるようで知らない医療費控除。
お困りのことがありましたら、スタッフまでお声がけください。
こんにちは。
ピアサポーターの久田です。
今日は「がん教育等外部講師連携支援事業」
の一環で、珠洲市にある緑丘中学校3年生の保健体育の授業にゲストティーチャーとして参加してきました。
→がん教育については文科省のホームページ参照
今中学校では、1年生からがんについて基本的な知識やがん検診、がん予防について勉強しているのです。
そして今日の授業は、私のがんの経験について生徒からの質問に答えたり、私から質問をしたりの対話のスタイルで「がんとともに生きる社会において幸せに暮らしていくためには何が必要だろうか」という課題に取り組むものでした。
授業の後半では生徒達は自分のパソコンを使って意見を書き、皆で共有するのですが、その中で
「がんになった人を支える」
「がんになった人は周りに頼る」
「がんになった人の行動を勝手に制限しない」
という意見が出てきて、それを裏打ちする意見を皆の前で発表する生徒達の姿を見せてもらい、とても感動しました。
世の中の半分の人ががんに罹患する時代に、残りの半分の人がどんな事ができるのか、皆が幸せに暮らしていくためのヒントを私自身も貰えた、有意義な時間となりました。
緑丘中学校の校長先生、授業を見に来てくださった先生方、そしてこの授業を準備して、作ってくださった授業担当の先生、何より普段の授業と違って授業を見に来てくれた方々がたくさんいる中で、質問や意見を手を挙げて発表した素敵な生徒達、本当にありがとうございました。
こんにちは。
ピアサポーターの久田です。
今日のリハビリでフィットネスの様子をお知らせします。
参加者それぞれの立ち姿勢を先生に見ていただいて、自分の身体のどこに歪みがあるのかを丁寧にチェックしてもらう。
↓
徐々に身体を動かしながら身体を温めて、それぞれ片足立ちしている所を動画で撮ってもらう。
↓
フィットネス開始
いつもの運動に加え、足の指を少し立てて力を入れて歩いたり、お尻の筋肉を鍛える運動がちゃんとできているか更にチェックしてもらった。
↓
再度片足立ちをして動画撮影
さて運動前少しグラグラしていた参加者達も、すごくグラグラしていた私(!)も運動後はグラグラがぐっと少なくなってびっくり!
→運動前後の違いがわかる動画はこちら
私のグラグラは「膝」が原因だということを教えて貰いました。
全く意識していなかったのですが、膝をぴーんと張って生活しているのでした。そしてそれは膝にとても悪いらしい。教えて貰い本当に良かった。
今日は参加者それぞれが、これからどんなふうに注意して身体を動かしていくかを考えるプログラムでした。
岡田先生丁寧な見立てとアドバイスありがとうございました。
フィットネスは毎月第2、4金曜日午後2時から行っています。
これからは今回のようなチェックをしたり、ストレッチ、筋トレなどテーマもできるらしいです。
寒い毎日が続く季節ですが身体を動かしてみませんか!?
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