12日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前営業日比62円65銭(0.16%)高の3万8863円82銭でした。
10日、<トランプ米大統領>は、鉄鋼やアルミニウム製品の輸入に対して(25%)の関税を課す大統領令に署名しました。今後は自動車や半導体、医薬品の関税引き上げを検討するとも明らかにしています。米国の関税政策が世界経済の混乱や貿易戦争につながるとの懸念は東京市場でも投資家心理の重荷になっています。トヨタやホンダが下げ幅を拡大するなど自動車株が軒並み安となりました。
<武藤容治経済産業相>は、12日の閣議後の記者会見で、米国が適用する鉄鋼・アルミニウムへの(25%)の追加関税について「米政府に措置対象から日本企業を除外するように申し入れた」と明らかにしていますが、日経平均もやや持ち直しましたが、先行きは不透明とあって市場への影響は見受けられませんでした。
終値は続伸し、前日比162円53銭(0.42%)高の3万8963円70銭で終えています。