28日の東京外国為替市場で、円相場は6営業日続伸でした。17時時点では前日の同時点に比べ16銭の円高・ドル安の「1ドル=151円78〜80銭」で推移しています。米連邦準備理事会(FRB)が12月に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めると意識され、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢でした。
前日の海外市場で一時「1ドル=150円45銭」まで上昇した円相場は、28日の東京市場ではじりじりと上げ幅を縮める展開となりました。10時前の中値決済に向けて輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買いが活発だったとの観測が広がり、相場の上値を抑えています。米国では28日が、〈感謝祭〉の祝日で全市場が休みとなるなど市場参加者が少なくなっており、円相場の上値を試す動きも鈍く推移しています。