「1ドル=151円40銭」
3月
23日
22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は9営業日ぶりに小反発し、前日比10銭円高・ドル安の「1ドル=151円45〜55銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=151円00銭」、安値は「1ドル=151円49銭」でした。
東京市場の取引時間帯に「1ドル=151円86銭と約4カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けています。米長期金利が低下したこともあってニューヨーク市場で円は買われました。
米長期金利が前日比(0.08%)低く債券価格は高くなります(4.19%)に低下し、日米金利差縮小を手がかりとした円買いが入りました。米連邦準備理事会(FRB)が、20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて6月の米利下げ観測が強まっています。
足元で円安・ドル高が進んでいたため、利益確定の円買い・ドル売りもありました。四半期末や日本の会計年度末が近付くなか、期末に絡んだ円買い需要が出ているようです。
円の上値は重く、今週発表の米経済指標が全般に米景気の底堅さを示し、(FRB)が利下げを開始しても緩和ペースを緩やかにするとの見方が意識されています。一方、日銀はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持する姿勢で、日米金利差が縮小しにくいようです。