18日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発して始まりました。人工知能(AI)の業績貢献が期待される大手ハイテク株が上昇し、投資家心理を支えていますが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を19〜20日に控えて様子見も見受けられます。
18日、米ブルームバーグ通信はアップルがスマートフォン「アイフォーン(iPhone)」にグーグルの生成AI「Gemini(ジェミニ)」を搭載する方向で交渉していると報じています。ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、グーグルの親会社、アルファベットが大幅に上昇して始まり、アップルも値を上げています。
18日から年次の開発者会議を開くエヌビディアも上昇して始まりました。ハイテク株への買いが米株相場を押し上げています。
もっとも、ダウ平均は上値の重さも意識されています。米連邦準備理事会(FRB)は(FOMC)で政策金利を据え置く公算が強く、投資家の関心は政策金利見通しや<パウエル(FRB)議長>の記者会見に注目され、内容を見極めようと様子見の市場参加者も多いようです。
ダウ平均株価は、前週末比75ドル66セント(0.20%)高の3万8790ドル43セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比130.27ポイント(0.82%)高の1万6103.45でした。
S&P500種株価指数は、前週末比32.33ポイント (0.63%)高の5149.42でした。