『鍵のかかった部屋・特別編#2』@フジテレビ系「月9」ドラマ
5月
18日
大手警備会社に所属し、鍵や錠前などのセキュリティーを研究している防犯オタクの「榎本径」(大野智)は、「会田愛一郎」(中村獅童)を連れて、「青砥純子」(戸田恵梨香)と「芹沢豪」(佐藤浩市)を訪ねてきます。「会田」のおい「大樹」が自室で練炭による一酸化炭素中毒で死亡し自殺とされましたが、「会田」は「大樹」が妹の「美樹」(福田麻由子)を残して死ぬとは思えないと語ります。
「大樹」が死亡した日、「会田」は兄妹の継父で、中学校の科学教師「高澤」(高嶋政宏)の連絡で高澤家にやって来ていました。「大樹」の部屋の前では「美樹」がドアをたたいていたが、反応がありません。
そこで、「高澤」が電動ドリルでドアノブの上に穴を開けた。その穴から「会田」が工具を差し入れ、鍵を開けました。しかし、ドアには隙間(すきま)を埋めるように内側からビニールテープが貼られ、ドアを開ける際、ベリベリとテープがはがれる音がし、同時に紙テープの切れ端が舞い上がったといいます。壁には、紙テープで「サヨナラ」という文字がつづられ、「大樹」はベッドで死亡していました。
「大樹」と「美樹」は3年前に母親を亡くしました。「会田」は、「大樹」が多額の遺産を受け継ぐため「高澤」に殺されたのではないかと疑っていました。「榎本」は、ドアと窓に貼られていたのがガムテープではなくビニールテープだったことが気になると明かす。仮に「高澤」が犯人だったとして、施錠された窓やドアの内側からどうやってテープを貼ったのか、3人はあらゆる可能性を探っていきます。
原作は人気作家<貴志祐介>のミステリー小説。防犯オタクの「榎本」が、鋭い洞察力と集中力で、完全犯罪と思われた密室事件のトリックを、パズルを解くように破っていく姿を描きます。