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猫の揺りかご Blog

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いちばん好きな花

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なんだかすごく、じんわりくるお話で、
なんとなく、Silentに似ているなぁと思ってたら、

録画してた2話のエンディングクレジットで、
脚本家が生方さんだということを知って、

Silentの人じゃん!!ってなった。

もしかしたら、予告の段階で小耳に挟んではいたのかもしれないけど、
すっかり忘れてた。

最初に気になったのは、
脚本家がSilentの人ってのがあったかもしれないれど、

実際に見ようと思ったのは、
予告でかじった設定や展開、キャストに惹かれたからで、

録画したままのドラマをようやく見ようと思ったときには、
脚本家のことはすっかり忘れていたから、

2話のエンディングクレジットで名前を見て驚いた。

なんとなく、セリフ回しとかが坂元裕二さんに似ているかなぁという気もしていて、
でもどことなく、Silentに似ているような?とも思っていたから、
生方さんだと知って納得だった。

なんだかすごくじんわりと来る素敵な作品だなぁと。



#ドラマ #レビュー

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地獄にいたシェパード

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ドラマ「転職の魔王様」の最終回。
魔王様が本当に、前の職場の先輩と重なった。

自分にも他人にも厳しくて、
彼の言葉は時にナイフのようだった。

言ってることは正しいけれど、
求めるレベルが高いから、

周りはなかなかついていけなくて、
時に疲弊したり委縮したりしてしまう。

でも彼自身はしっかりとこなせているから、
誰もまともに反論ができない。

自分や同僚が鋭い言葉を浴びる度に、
私は何度も心の中で鬼だと叫んでた。

だけど。
あの人は本当に鬼だったのか。

彼が異動し、
彼の仕事を引き継いでみて思った。

あの人は周りが言うほどには、
完璧なわけじゃない。

でも、それでも、
私なんかよりはずっと先を歩いている。

追いかけても追いかけても
追い付けない場所にいて、

真似をしてもしきれない。

彼との差を思い知る度に、
昔見たドラマのセリフを思い出した。

――なりたいと思ってもなれないよ。
越えようと思わなきゃ――

この言葉の意味がようやくわかった。

追いかけるだけじゃ追い付けない。
追い越そうとしないと追い付けない。

だって相手は、自分が追いかけているその時も、
必死に足跡を踏んでいるその時も、

立ち止まることなんてなくて、
どんどん先へと進んでいるんだから。

そんなことに気づかせてくれた人だった。

言葉は厳しかったけど、時に厳しすぎたけど、
でもとても優しい人だった。

ものすごく優しい人だった。
鬼の仮面を被った、心根の優しい人だった。

いつかまた一緒に働けたらと、
そんなことを思うけれど、

お互いの希望する勤務地が違いすぎるから、
環境が違いすぎるから、おそらく無理だと思う。

3年間の支部での勤務はまるで、
地獄のような日々だったけど、

彼はその地獄にいる番人みたいな人だったけど、

けれど同時に、彼と同職できたことは、
私にとっての希望でもあり、奇跡でもあった。

彼はまるで、迷える羊に光を灯す、
シェパードのような人だった。

#ドラマ #レビュー #雑記

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止まない雨はないかもしれない~「転職の魔王様」第10話~

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魔王様のツンデレ炸裂に悶えたのはもちろんだけど。
落ち込む千春にかけた魔王様の言葉が胸に沁みた。

今回のクライアントが抱える問題も、
前の職場の上司とのやりとりを彷彿とさせた。

仕事から帰って、子どもの寝顔を見るという、その意味。
男性が見落としがちな、けれど女性には見過ごせない、
まるで溝のように横たわる現実。

その現実に、打ちのめされた私にとって、

「止まない雨はない」という言葉が、
とても無力に思えた私にとって、

魔王様の言葉はとても、胸に響いた。

――たった一度や二度、雨が降ったくらいで、向かい風を浴びたくらいで、
明日は晴れと信じないなんて、笑わせないでください――

主題歌を歌うのがこの人であることにも、
運命的なものを感じてしまって。

最終回まであと一話。
最後まで見届けたいと思います。

 



#ドラマ #レビュー #動画探索

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魔王様とビターチョコレート

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ドラマ「転職の魔王様」が本当におもしろい。

魔王様のツンデレ具合を見てると、
ガラカメの紫のバラの人を思い出すし、

恋愛要素を抜きにすれば、
前の職場の先輩を思い出す。

魔王様ならぬ、
鬼のように怖くて厳しかった先輩。

めちゃくちゃ厳しくて、
時には言葉がナイフみたいだったけど、

でも、きちんと行動が伴っていた。

行動が伴っていたからこそ余計に、
反発もろくにできなくて、

だからこそ余計に、
言葉が怖かったし痛かった。

だけど。

上っ面の優しさを振り撒く人よりも、
人当たりが良いだけの人よりも、

本当ははるかに優しかった。

本当の優しさとは何なのかを
考えさせてくれる人だった。

まさに魔王様みたいな人だった。



#ドラマ #レビュー #雑記

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シッコウ!~犬と私と執行官~第3話

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基本的にコミカルだから見やすいのだけど、
昔、似たような仕事をしたことがあるし、

つい最近までは、個々の生活に密接に関係する仕事もしていたから、
3話はいろいろと胸に来て、泣いてしまった。。。

施設に来る犬や猫がどんな環境からやってくるのかも、
身をもって知ってしまったし。

実際に今日、施設に保護され、
譲渡先を探している犬や猫と会ってきたことも相まって、

余計にぐっと来てしまった。。。

ほんと、人間って何なんだろう。
保護って何なんだろう。

わからない問いが胸にあふれて、
書かずにはいられなかった。




#ドラマ #レビュー #雑記

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ラジオ、湿度、レジ袋~お題bot*( @0daib0t )より

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まるでラジオの周波数が、
外界の雨と湿気のこもった部屋の空気とで
おかしくなってしまったかのように、

パーソナリティーの声は割れ、
不規則なノイズに邪魔されて、
BGMも途切れ途切れにしか聞こえない。

亜理紗はテーブルに無造作に置いたレジ袋から、
ガサガサとコンビニ弁当を取り出して、

電子レンジのスイッチを押した。

オレンジのライトが灯り、
ウィーンと音を立てたのを確認してから、

冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを取り出す。

外では雨が一層激しさを増し、
屋根を強く叩きつけている。

亜理紗はラジオを消してテレビのリモコンを手に取った。

流れてきたニュースに思わず、
チャンネルを変える手が止まる。

幼稚園の頃、無邪気に結婚を誓い合い、
やがて疎遠になった幼馴染。

彼が、特殊詐欺の容疑で逮捕されていた――。



#オリジナル #ショートストーリー #小説執筆

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出窓、卵、お断り~お題bot*( @0daib0t )より

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出窓から彼の姿を確認し、
わたしは階段を駆け下りる。

キッチンからはスクランブルエッグの
美味しそうな香りが漂っていて、
わたしは思わず足を止める。

ピンポン、というチャイムの音に、
わたしは我に返り、家主も慌てて玄関に向かう。

彼女が「セールスお断り」のステッカーが貼られたドアを開けた瞬間、

わたしはすかさずドアから飛び出して、
彼の脚にすり寄った。

「おはよう、ミケ」

しゃがんでわたしの頭を撫でる彼に、
わたしは飛び切り甘えた声を出す。

「にゃぁん♪」

彼女になんか渡さないんだ。
彼はわたしのものなんだから。



#オリジナル #ショートストーリー #小説執筆

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時間も字数も守れていないので、タグ付けはしませんが、
Twitterで流れてきた300字小説のお題で詩を書いてみました。

かなり抽象的な表現にはしていますが、
不衛生な描写や暗い表現が含まれますので、ご注意ください。

********************************************************************

開けない朝はない。止まない雨はない。
そんな言葉なんて届かない。

嗅覚は衰えた。
鈍くならないと生きてはいけなかった。

果てしないゴミ屋敷。土足で上がる居間。
あちこちに蜘蛛の巣が張った天井。

破れたカーテンに群がる子猫。

いとも簡単に消える命。
不意に淡々と伝えられる、誰かの訃報。

その先にある、暗くて深いトンネルと山積みの仕事。

時に命の消え方は残酷で、
心が追い付かぬまま、ただひたすらに仕事に向かう。

徐々に心が麻痺していった。
衝撃的な訃報を聞いても、前ほどは衝撃を受けなくなった。

否、そうでもしないと、生きてはいけなかった。
衝撃に慣れないと、生きてはいけなかった。

正直、よく、生きていたと思う。

ようやく、朝が来たような気はするのだけれど、
この朝焼けがどこに続いているのかはまだ、わからなくて。

ただ茫然と、空を仰ぐ――。



#オリジナル #ポエム

ワオ!と言っているユーザー

記録という名で近況を呟く。

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汚れても良い服・靴が必須の仕事から、
スーツが必須の仕事になった。

世界が違いすぎて戸惑った。
加減がわからなくて戸惑った。

地獄から行き着いた先は、
思いもよらない異空間。

心地良いかどうかはまだ、わからない。

わからないけれど、
地獄よりははるかにマシだと思ってる。

思ってるけど、特殊な現場に3年もいたから、
こっちの世界がわからない。


こっちもそっちもわからない。


わからないけど、
全体を知らなきゃいけないポジションなので、
戸惑っている。

そんな今日この頃の記録。



#雑記

ワオ!と言っているユーザー

物語を託す、その先に~「勝利の法廷式」見返しレビュー~

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久しぶりの投稿は、今期夢中になったドラマ、
「勝利の法廷式」のレビューからスタート。

この作品、ちゃんと最初から一貫している。

最終回見た後で1話と2話見たら、
ああ、そうかって思って、鳥肌が立った。

全部つながってるって思った。

 脚本家 黒澤 仁と弁護士 神楽 蘭との
まるで因縁みたいなつながり。

2話の依頼人が、夫からのDV被害に遭っている元アイドルを、
あそこまでして救おうとした訳。

そして、この作品を通して描かれる、
連続殺人事件の真相。

真犯人の生い立ちと動機、行動原理。

ちゃんと、最初から考えられて作られている。
ちゃんと、つながっている。

ところどころ、細部の設定が緩いのは否めないけど、
でも、たぶんそれはあえて捨てた部分なんだ。

あえて捨てた上で、キャストにかけたんだ。
まさに、「脚本」を託したんだ。

黒澤 仁が神楽 蘭に対して、そうしたように――。



#ドラマ #レビュー

ワオ!と言っているユーザー

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