AFチェック
6月
1日
写真の基本はまず正確なピントと思っていますが今まではマニュアルフォーカス(MF)が多かったのでカメラボディーやレンズのオートフォーカス(AF)の動作の状態についてはあまり気になっていませんでした。
しかし、プロでもAFを多用する時代だしカメラメーカーもAFの精度や機能については日々性能アップにしのぎを削っているのでAFも使いこなさなければと思ってきました。
最近は超望遠で動きものを撮ることも多いのですが動きものはAFを使わないとまずピントを合わせることは無理です。
あらかじめ動きを予測して置きピンで撮る時はMFで問題はないですが動きものでは使う場合は限られます。
動きもの撮影で多用する超望遠ズームのSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sportsで撮った写真はどうもピント面で満足するものが少なく純正単焦点レンズでない性能差かと悶々としていました。
サードパーティー製レンズは純正に比べると5分の1以下で購入できるわけですがやはり価格差は性能差につながるのかと思ってしまいますが最近はサードパーティーも頑張っており製品によっては純正品より評価の高い製品もあります。
また、他の方が同じレンズで撮っている写真で凄くピント精度の高い作品も見かけます。腕もさることながらカメラとレンズのAF精度の調整不足という場合も十分あるので久し振りにSpyder LENSCALを使ってAFチェックをしてみました。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sportsをよく使うCanon EOS 7D Mark IIとCanon EOS 5D Mark IVの2台のカメラで行いましたが結果は両方とも同じ傾向で3cm~4cmほどの後ピン状態でした。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sportsは、レンズ自体にAFズレをファームウェアーで調整できる機能がありますがとりあえずカメラ側でマイナス補正(前ピン状態にする)を入れてテスト撮影をして見ました。
なんと、調整後はピントが合い解像感が上がりました。この調整の影響は大きいです。今まで甘いと感じていた望遠端の写りの問題はピンずれにあったようです。
レンズでの調整は焦点域によって細かくピント調整ができるので手間ですが時間をかけてチェックしようと思っています。