今年の読書(106)『治験』仙川環(双葉文庫)
9月
16日
単行本としては、同じ双葉社から2008年7月に刊行されており、 以前に読みました 『潜伏』(小学館文庫) よりも出版は早いのですが、文庫本化は遅れました。
ひとつの職業に居付けない主人公<宮野正志>は、失業保険の手続きで寄ったハローワークで、アメリカで開発された健康食品「マックス・イミュノ」の日本代理店にならないかと、一人のアメリカ人に声を掛けられます。
ガンに聞くという触れ込みで、年収1千万に引かれ、持ち前の気軽さで引き受けてしまいます。
飼っている愛猫がどうやらガンらしいと友人の獣医から指摘され、気休めに「マックス・イミュール」を与えるのですが、死んでしまいます。
友人の獣医の指摘から、「マックス・イミュール」は毒性があるのではと感じた<宮野>は、真実を追い求めてアメリカまで渡ります。
普段無責任な生き方をしている<宮野>ですが、他人を巻き込んでまでお気軽人生を歩む気はない一本気があり、予想できない行動も面白く、展開を楽しみながら読み終えれました。
投稿日 2012-09-17 00:36
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投稿日 2012-09-17 16:16
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投稿日 2012-09-22 08:33
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投稿日 2012-09-22 18:33
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