8月
23日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩXIII〟❖ ’24-236 ❖》

学名:Tephroseris takedana (Kitam.) Holub
タカネコウリンカ; 日本固有種。準絶滅危惧(NT)種。

本州の中部地方
(奥志賀、湯ノ丸山、飛騨山脈、八ヶ岳、赤石山脈)
そして埼玉県(秩父市)に自生地がある。
亜高山帯上部から高山帯にかけての乾いた草地や礫地に生育する。
亜高山帯の石灰岩地にも生育すると資料にある。
ヤガ科のミヤマセダカモクメの幼虫が食草とするらしい。
茎は単一で直立し、高さ15-40 cmで、全体にクモ毛がある。
根性葉と下部の茎葉は細毛が密生し、長さ5-12cm、幅1.5-3cm。
卵状へら形で、基部は茎を抱き、縁には浅い鋸歯がある。
根性葉には長柄がある。頭花は直径2-2.5cmで数個が散房状につく。
総苞は長さ0.7-1cmの筒型で黒紫色になり、総苞の基部に苞葉がある。
総苞の色が黒っぽい点が高原に生育するコウリンカに似ているが、
コウリンカの舌状花は長く反り返る。
舌状花は、橙黄色で7-8個で、短く完全には開かない。
筒状花は橙赤色、長さ4mm、幅2 mm。花期は7月下旬-8月。