《雅羅・/・ 襍囈〝季節名の花〟❖ ’24-33 ❖》

セツブンソウ(節分草) キンポ... セツブンソウ(節分草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Eranthis pinnatifida Maxim.(Shibateranthis pinnatifida)
《 節分という名の花 “節分草”とは!?!  》
2月3日は、節分と云う伝統的行事は知られた所だが、草名にもある。
植物研究者によれば、日本特産で山地の木陰等に群生する小形の多年草。
白い花弁に見えるのは萼であると云われるが・・・!?!
花弁は、糸状で二又に分かれ先端に黄色い雄蕊状の密腺(蜜槽)がそれである。
木の葉が茂る春頃に種子が散布され、地下の塊茎に栄養分を貯める。
地上部は枯れて翌年の2月まで眠ってしまう春植物。 
こんなサイクルを持つ草花を、スプリング・エフェメラルと呼んでいる。
地上部が短命である様子を称して「春のはかない命」といわれている。
属名のEranthis(エランティス)は、ギリシャ語で「春の花」の意。
和名は早春に花を咲かせるを意味するが、節分の頃より少し遅く咲く。
奥秩父、両神村や栃木県星野町(日本の北限)にセツブンソウの群生地がある。
山地の木陰などに群生する姿は、森の妖精達の乱舞に映る、と称した人がいた。
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月2日、記」
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