“照葉野葡萄の実”《襍木 ・/・古往今来241》


テリハノブドウ(照葉野葡萄)  ブドウ科(Vitaceae)
学名:Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
;Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.) Trautv. var. glabrifolia Honda.

『寒さ暑さに強く、本州南部、四国、九州に分布、花期:7月~8月、
実期:10月~11月、花色:黄緑;
テリハノブドウは暖地の主に海岸に分布する落葉樹でノブドウの変異したもの。
葉に光沢ある事からこのような名前になった。
夏に小さな花を咲かせ、秋に紫色から青色の0.7cm位の実をつける。
ノブドウは日本全土に分布、こちらは暖地の海岸の日当たりの良い所に自生している。
実の中には「ブドウタマバエ」や「ブドウガリバチ」の幼虫が寄生している実が多く、
実の色が様々な色合いをしているのは虫が寄生しているからと言われている。
実が熟すと中が液体になるのですが、不味くて食べられないらしい。
テリハノブドウは丸っこい葉をしていますが、ノブドウは葉に切れ込みがあるものと、
丸い葉が交じる事があり、葉に深い切れ込みあるものをキレハノブドウと分ける異がある。』

以上のような解説を目にした。
身近なメモも同様だが、仔細に示したものに。。。日本各地の山地や野原に生える。
茎は暗灰褐色で節の部分は膨らむ。茎は毎年枯れるが、基部は木質化して直径4cmほどになる。
つるは長くのびてジグザグに曲がり、節はしばしは肥厚する。
枝ははじめ粗い毛が密生するが、のちに無毛。円形の皮目が多い。葉は互生。
葉身は長さ10cm前後、幅9cm程度のほぼ円形で3~5裂する。裂片の先は尖り縁には粗く浅い鋸歯がある。基部は心形。表面は無毛。裏面の脈腋にまばらに毛がある。
葉と対生して集散花序をだし、淡緑色で直径約3mmの小さな花を多数開く。
花弁は5個で卵状三角形、雄しべは5個、雌しべは1個。
開花したのち、雌しべの花柱だけを残して花弁と雄しべは落ちる。
果実は球形で直径7mm前後、淡緑色から紫色を帯び碧色になるが、
虫えいができ異常にふくらんでいるものが多い。花期は7~8月
冬芽は半円形の葉痕の奥に隠れて見えない。
葉が深く切れ込むものをキレハノブドウとして区別されることもある。
ヤマブドウやエビズルと同じブドウ科のつる性植物だが、食用には成らない。
葉は蛇葡萄、根は蛇葡萄根と呼ばれる漢方の生薬として名高く、
また日本の民間伝承薬草として、多くの効能が知られている。
ハエやハチの幼虫が寄生し虫えいを作る。実の様々な色はその影響によることが多い。


11月28日誌「真鶴半島三ツ石2014・11・10」

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