「反観合一」 日常の生活の中でも心してる感覚。
物事、対極からすり寄って眺めてみると自分の落ち着き処が見えてくる。
「歴史・文化」、生活環境のなかに二つの言葉を当てはめてみると
「古都」に代表されるように歴史的環境・世界遺産をも連想させる。
日本の「三古都(首都)、奈良・京都・鎌倉」
その中で最も形骸化されてしまった感ある鎌倉!?!
もう死語的だが「戦後の経済成長」「首都郊外の生活地」
この二つの言葉・背景に見る鎌倉は、単なる高級住宅地に成り下がり??
と同時に単なる観光地で、今や古都と呼べる環境ではない(古都的観光地?)。
中世以来の「木の文化」、自然要塞と思える自然環境(樹木中心に)!!!
「古都保存法」(通称)、古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法、
その原点は、鎌倉である(昭和41・1966年施行)。
しかし、鎌倉の環境(旧市街地)は、点在する社寺と数件ある近代の建造物。
歴史遺産に登録したい、とされる「武家の古都・鎌倉」の歴史的環境が整備されてるとは言いがたい。
古都法が施行されるきっかけになった、御谷保全運動以来、行政対応や保全変遷に疑義を持つ。
鎌倉の目の前に広がる相模湾、世界稀有の海洋生物の宝庫といわれる。
自然環境をも視野に入れ複合(自然・文化)遺産を模索すべきであったろう??
往古より日本各地で脈々と継承されてきた、木の文化。
而して自然を上手に使ってこそが、日本の環境保全の特徴でもある。
鎌倉には、通称!?!「鎌倉彫」と呼ばれる木工技術・木工芸が継承されている。
世界遺産登録も良いが、鎌倉独自の文化を纏め、
中世以来の鎌倉文化・歴史的風土を再考、歴史的文化都市の確立を望みたい。