内倉憲一 ニュースレター Vol. 237 米国では医療機関はメールで患者と話をしない?!
6月
15日
米国では医療機関はメールで患者と話をしない?!
実際のところ、米国の医療機関はメールを使って患者とのコミュニケーションを行うこともあります。ただし、医療情報のセキュリティとプライバシーを保護するために、特定のガイドラインと規制が存在します。
米国では、医療情報の電子的な送受信は、ヘルスケア情報の保険移行および責任法(Health Insurance Portability and Accountability Act、HIPAA)によって規制されています。HIPAAは、個人の健康情報のセキュリティとプライバシーを保護するために制定された法律です。この法律では、医療機関は患者の情報を適切に保護する責任を負っています。
したがって、医療機関は患者とのメールコミュニケーションにおいて、セキュリティ対策を講じる必要があります。これには、暗号化されたメールシステムの使用や、患者の同意を得ることなどが含まれます。また、敏感な医療情報のやり取りには、よりセキュアな手段として、医療機関のポータルシステムを利用することも一般的です。
ただし、医療機関ごとにポリシーやプロトコルが異なる場合がありますので、特定の医療機関のルールやガイドラインに従うことが重要です。医療機関のウェブサイトや受付で提供される情報を参照するか、直接医療機関に問い合わせて、メールを介したコミュニケーションに関する方針を確認することをおすすめします。
米国の多くの医療機関では、患者とのメッセージのやり取りに安全なポータルサイトを使用することが一般的です。これは、医療情報のセキュリティとプライバシーを保護するためです。
ポータルサイトは、患者が医療機関のウェブサイトにログインして、医師や医療スタッフと安全にメッセージのやり取りをするためのプラットフォームです。一般的な機能には、次のようなものが含まれます。
メッセージの送受信:
患者は医師や看護師に対して質問や症状の報告などを行い、医療スタッフは患者に対して回答やアドバイスを提供します。
処方箋の更新:
患者は処方箋の更新やリフィルのリクエストを行うことができます。
ポータルサイトを使用することで、医療機関はセキュリティ対策を講じながら患者とのコミュニケーションをスムーズに行うことができます。また、患者も自分の医療情報や予定にアクセスし、必要な情報を簡単に管理することができます。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
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