ライバルの大切さ
10月
13日
39歳の時に一気に1年で体重が58kg→70kgに増加。
これは自分にとって一大事。あってはならない事。
60kgでも脅威なのに70kgはありえない。
必死に痩せる為に走った。走って半年で58kgまで落とした。
体重が元に戻った事でランニングの楽しさにハマった。
これ、どこまでも体も記録も伸びるんじゃないかと。
でも落とし穴があった。
何の計画も無く、ただ楽しさだけを求めて走った結果、
故障の連続。
走っては故障。治っては即故障を繰り返す。
ランニングは自分に合っていないのでは?とさえ思い始める。
現実的に1kmも走れなくなり、流石にどうすべきかを考える。
走るのを続けるか?それとも辞めるか?である。
ランニングに関する本を幾つか読むものの、どうやればいいのか分からない。
ランニングクラブに入る事を考えるが、大抵は土日に走るクラブである。
会社の休日出勤や家業の農作業を考えると、
クラブに入ってもとても活動できる筈がない。
ひとりでやるしかない。
ひとりランニングを6年位やって、どうにか脚の耐性がついてきた。
どれだけ弱かったというのを改めて思い知るのだけど、
それにつけても慢心があってフルマラソンを4時間以内に走れて
有頂天になっていた。
同僚は自分よりも15分位速い程度だったけど、あれよあれよと言う間に
昨年にサブ3を達成。100kmも9時間半という走りをするようになる。
また、自分より6歳年上の高校の先輩も、ガッツで根性出して走り込み、
自分と同じ位のフルマラソンの記録をあっさり塗り替えた。
俺、何なの?全然だめじゃん!
きちんと取り組まないと、ただランニング好きなおじさんで終わる。
どうしても父親の言葉が耳から離れなくなる。
健康の為に走るのはダメだ。見ろ、あの人、あんな走りじゃダメだ!
小学生の時に何度か聞かされた父親のフレーズ。消えるわけがない。
父親から唯一褒められた事は、走る時のフォームが良かった事。
でも、とても父親の走りの世界観に入り込む事などできない。
内なる反発。
俺、音楽で頑張るから。
音楽講師に東京でやってみないか?と誘われる。
バンドメンバーの三田ちゃんに相談してみるが、
悲しい時も楽しい曲を作れるの?それを生業として生きてゆけるの?と諭される。
いや、もしかしたら1曲位はヒットさせる事ができるかもしれないが、
それで生活できるの?とも念を押される。
俺みたいのは星の数ほどいる。音楽は趣味でやる事に決める。
音楽も好きだった父親。ベートーベンをこよなく愛した。
いつか、交響曲(クラシック)を作ってみたいと思っていたが、
時間が足りず、嫁さんに贈ったシーサイドストーリーという曲で
略式で父親にも贈った。
なんだかんだで、まわりまわってきたランニング。
国体選手だった父親の気持ちを分かってあげられなかった浅はかな自分。
その記録を超える事など到底できないが、ランニングを続けることで
幾らか近づけるのではないかと思うこの頃。
投稿日 2014-10-13 23:18
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投稿日 2014-10-14 23:52
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投稿日 2014-10-14 08:08
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投稿日 2014-10-14 23:59
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