<ナルシストって・・何ですか?>
11月
2日
著者~ 加藤 諦三 さん~ 早稲田大学名誉教授・・ラジオの<テレフォン人生相談>パーソナリティ
発行所~ 三笠書房
今、<自分のことしか考えられない人>が増えている。
<どうすれば、心軽やかに、自信をもって生きられるか?>
たった一つの真実に気づけば変わる!
<ナルシスト>の特徴は・・
物事を見る視点が一つ・・
自分を褒めてくれるか・褒めてくれないかという一つの視点だけ・・
いろいろな面から物事を見ることができない。
自分の意見がない・・
褒められばうれしいし、褒められなければ憎しみを持つ。
自分が憎しみを持った人の意見に反対する・・
自分の意見で反対するのではない・・
意見を言った人が嫌いだから反対する。
一見いい人なのに、<わたし>にしか興味がない、
わがまま、不幸自慢、人の話を聞けない・・・・・・
ナルシシストであればあるほど、現実に傷つきやすくなる。
ナルシシズムから解放されれば、人を憎んだり、責めたり、うらんだりしないで、
いつも生きていかれる
人の言動に過敏に反応して苦しむこともない。
青少年の犯罪が起こるたびに、最近の青少年は<自分の衝動を抑える力がなくなった>と言われる。
自分自身に自信のない<ナルシシスト>は、他人からの賞讃や感謝の言葉だけを心の拠りどころとしている。
周りからチヤホヤされ、特別扱いされて大切にされていたい。
少しでも批判的な言葉を浴びせかけられただけで傷つき、機嫌を損ねてしまう。
悪口を言われたり、注意されただけでカッとなって殴ってしまったり、ナイフで刺してしまったりするのは、ナルシシズムが原因・・
この本を読み終わって・・当然ことばかり並べられているが・・
一方で疑問がたくさん残った・・
最近は少子化の影響もあり・・親が子供に干渉しすぎて<過保護>になっているのでは・・
以前から<マザコン>等の言葉が流行したが・・
<息子の重大犯罪>で母親の女優さんが弁解したり・・
成人なら本人に責任を取らせればよいのに・・
<示談等>で処理などはとんでもない・・
刑事責任を取らせなければ再犯の可能性も大・・
<富裕層>には、世間の常識が通用しないらしい・・