5月
24日,
2022年
質問力を鍛える(Day6,Final)「多面的に考える癖をつける!」
先日始めたブログの新タイトル、
「質問力を鍛える」
職場はもちろん日常生活においても、我々が何気なく発している
「質問」
それを何回かに分けて、少し深掘りして行きたいです。
今後の全体の流れは以下のように構想しています。しかしながら、途中で気が変わるかも知れませんので、悪しからずお付き合いください。
【テーマ】
1.質問とは何か?
2.質問の目的
3.質問の効果
4.質問する際の工夫
5.質問力とは?
6.質問力の伸ばし方
今日はその6回目、最終回。テーマは、
【6.質問力の伸ばし方】です。
昨日、「コーチングクラス」の講師を久しぶりに務めさせて頂く機会がありました。
受講生は大手企業の管理職の方々。そして昨日のクラスのテーマが
「視点を移動させる問い」
昨日のクラスはもちろん、コーチングスキルとしての「質問」をお伝えするのが主目的。しかし実は
この「視点を移動させる問い」は、仕事に大いに生かせるスキルなのです。
職場で色々な課題や問題、そして様々なステークホルダー(利害関係者)との調整に多くの時間を使っていらっしゃる管理職の方々。
課題解決には、物事を多面的に捉え、最適な解を短い時間で導き出す必要がある。その時に
「質問力」
が大いに役立つのです。
前回の繰り返しになりますが、
・質問とは、意図を持って、効果を期待して繰り出すもの
・質問には人を動かす、という大きな力がある
・質問一つで、様々な発想や観点を生み出すことが可能
こう纏めてみると、質問する力や質問を創り出す力、即ち「質問力」とは、
ものごとを考える「着想力」だったり、一つの事象を「多面的に見る」ことを助ける力となります。
この「異なる視点」を持つことは、VUCAと言われる正解のない時代においては、常に求められていることもように感じます。
何故なら、物事を多面的に見て、観察し、判断する必要が高まっているからです。
では、「必須スキル」と言っても過言ではない「質問力」は、どうすれば身に付くのでしょうか?
一言で言ってしまうと、
「物事を多面的に考える癖をつける」
ことだと私は思っています。
言い換えると
「拙速に答えを求めない・出さない」
ということでもあります。我々は時間的、そしてコスト的な観点で、最初に思い付いた答えや、表面的な回答に飛びつきがち!
そこをぐっとこらえて
「他には、どういう選択肢や方法があるだろうか?」
と一呼吸置いて考えてみる、思いを馳せてみる。
この心掛けが重要です。そして
・「多面的」とは、どういうことか?
・具体的にどういう「切り口」で考えれば良いのか?
ということも、さらに一歩踏み込んで考えてみると、
色々な角度で考える、例えば、
・時間軸(現在・過去・未来)
・立場(自分・相手・歴史上や架空の人物・第三者などの利害関係者)
・仮定の視点(制約を付ける・制約を外すなど)
・視点を広げる(原点・感情・飛躍・全体俯瞰など)
いかがでしょうか?
「質問力」は単に、質問する力に留まらないところが素晴らしい、と感じます。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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