5月
17日,
2022年
質問力を鍛える(Day3)「質問は、相手の行動を引き起こす」
先日始めたブログの新タイトル、
「質問力を鍛える」
職場はもちろん日常生活においても、我々が何気なく発している
「質問」
それを何回かに分けて、少し深掘りして行きたいです。
今後の全体の流れは以下のように構想しています。しかしながら、途中で気が変わるかも知れませんので、悪しからずお付き合いください。
【テーマ】
1.質問とは何か?
2.質問の目的
3.質問の効果
4.質問する際の工夫
5.質問力とは?
今日はその3回目。テーマは、
【3.質問の効果】です。
前回「ジョハリの窓」を使って、質問の目的を検討してみました。質問は「誰のための質問か?」という視点が重要、ということが浮き彫りになりました。
つまり、その質問が
(1)「質問者(自分)のため」なのか、それとも
(2)「相手のため」、そして
(3)「自分たち(質問者と相手の両方)のため」なのか、
をきちんと把握する、意図する必要がある、ということです。
そして、これは今日のテーマの
「質問の効果」
にも大きく関わってきます。
上記(1)から(3)までを、効果という観点でもう少し考えてみましょう。
(1)「自分のため」の質問は、自分の疑問の解消や深い理解のための質問。つまりその効果もある意味で同様です。これはいたってシンプル。
では、(2)「相手のため」の質問はどうでしょうか? 前回、ジョハリの窓の「第③象限(秘密の窓)」でも少し触れましたが、
「さりげなく」伝える・教える
という目的があります。このさりげなく伝えることの効果は、ずばり
「相手が気付くことで、『行動を起こす』」こと。
そして(3)「自分たちのため」の質問は、自分も相手も知らない・分からないことに関する質問なので、
「知っている人に聞いてみよう」とか
「自分たちで調べてみよう」や
「我々で作ってみよう」
という行動が引き起こされます。
つまり質問には、疑問を解消したり、内容を明確にする効果に加えて、
「行動を引き起こす」
という効果もあるのです。
プロコーチが使う質問は、クライアントに「気付いてもらって、行動を起こしてもらうこと」を意図していることが多いのです。
従って、一見当たり前にように思える事柄に関しても、クライアントに「敢えて」質問する、ということが起きるのです。
コーチが「ここは重要なポイント。クライアントに敢えて言語化してもらうことが必要」と感じた時に質問を繰り出すのです。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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