10月
9日,
2021年
「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day5)「継ぐべきか、継ぐべきではないのか?」
昨日に引き続き
「いちばん優しい事業承継の本」
を読み進めて行きます。今日のテーマは
「継ぐべきか、継ぐべきではないのか?」
経営者は、自分の分身のような自社を承継するに当たって、色々と思い悩むものです。
章立て
1.現経営者の迷い
2.引退のシナリオとその後の人生
3.まずはここから始めよう!
1.現経営者の迷い
(1)経営者は常日頃、様々な意思決定・判断をしている。しかし「事業承継」ほど後継者や従業員の一生を左右する判断はない。従って、迷って当然である。
(2)そこで、先ずは少し第三者的な視点を持って、次の観点から検討をしてみる。
①この会社は、継ぐべき事業なのか?
②現在の経営状況はどうか?
③最終的に事業を止める、と考えてみると?
④誰が継ぐのか?
⑤継がせるものは2つあると言われるが?
2.引退のシナリオとその後の人生
(1)創業社長であれば「会社=自分」なので、なおさら悩みは大きい。
(2)引退のシナリオをきちんと考える。これが明確でないと、引退宣言後いつまでも会社に口出しをすることになる。
(3)自分の成した業績が素晴らしいほど、引き際が肝心。引退後の一個人としての人生を思い描き、新たな夢の実現を考えたい。
3.まずはここから始めよう!
では事業承継をしようと決心したら、次の事柄から着手したい。
(1)自社に関する正確な情報の収集:自社の現在価値を把握する。
(2)相談相手は誰なのか?:税理士が多い(約50%)が、必ずしも得意分野でない税理士もいる。「事業承継支援センター」を活用する方法もある。
(3)自社にまつわる問題点を書き出す
(4)「未来予想図」を書いてみる:
未来予想図とは、①20~30年先、②7年後、③今年するべきこと、という観点で以下の項目をまとめた図である。
- 会社・事業の状況
- 個人=私の状況
- 家庭=配偶者や子供たち
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお