9月
7日,
2021年
宮田穣著「組織に効くコミュニケーション」を読んで(Day4)「リアルな場のコミュニケーション(1)」
昨日に引き続いて、宮田穣著「組織に効くコミュニケーション」を読み進めて行きます。今日のテーマは、
リアルな場のコミュニケーション
今日は、企業現場での様々な取り組みを、リアルなコミュニケーションという切り口で見て行きます。
具体的には一般的な組織の日常をイメージして、一日の流れに沿ってリアルな場面を挙げて行きます。
章立て
1.朝:朝礼
2.昼:社員食堂
3.夜:社員寮・独身寮
4.社内行事
5.リアルなコミュニケーションにしか生み出せない関係
1.朝:朝礼
(1)朝と言えば「朝礼」。朝礼と聞くと、退屈でエライ人からどうでも良いことを聞かされ、ひたすら時間が過ぎるのを耐える場だと否定的な想いを持つ人も多い。
(2)しかし、朝礼をというコミュニケーションの場を、意味のあるものとして位置づけ、継承している企業は少なく無い。2つの実例を挙げる。
①自社の「企業フィロソフィー」を使った話し合いをする:
- 社長から提示されたテーマをチームごとに討議して発表する。
- 発表に対して別チームから意見を出してもらう。
- 「対話」を通じて社員に考える力や「聴く力」を養ってもらう場でもある。
- 毎朝、職場の仲間と質の高いコミュニケーションを繰り返すことで、朝からリッチネスを高いレベルに底上げて、仕事をスタートさせる。
②日本一長い朝礼:
- 平均して60分、最長は3時間。
- 朝礼は毎日するが、週二回は「全社朝礼」で、全事業部の社員が全員集合する。
- 内容はお客様の声の紹介や社員同士の感謝の共有、体操、社員個人の思い出話の共有。
- 最後に自社の経営理念を共有して終わる。
- 社長によると「朝礼はスイッチオンの場。朝出社して、さあ、これから仕事するぞ!というモチベーションを高める場」とのこと。
(3)上記から期待される「朝礼」の目的・効果
- 朝礼は作業を「仕事」に変える場
- ES(従業員満足)がCS(顧客満足)を高める
- 従業員のための理念教育の一環
- パートタイマーも含めた全従業員への学びの場
- コミュニティ意識の向上
- フォーマルな要素とインフォーマルな要素の両方が組み込める場
続きはまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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