8月
8日,
2021年
井上礼之著「人を知り、心を動かす」を読んで
私は社長・経営者や管理職を対象としたプロのコーチ、エグゼクティブコーチをしております。
仕事柄、多くの社長・経営層の方々や事業を営んでいる方とお話をする機会が多く、色々な場面で「リーダーシップとは何か?」という問いが頭に浮かびます。
そんな折り、井上礼之氏の著書を読む機会がありました。
そこで今日は、この著書の中で私自身が「なるほど!」「そうだな!」と共感した部分を、いくつか抜粋してお伝えします。
なお、著者の井上礼之氏はダイキン工業(株)取締役会長です。
1.リーダーに求められる役割
(1)成果を出し続ける
(2)人を通じて実現する
- 「掲げた目標を必ず達成するという強い意志」が必要。
- そして、それを「人を通じて成す」
- いくら人格者であっても、結果が伴わなければ良いリーダーとは言えない
- 良いリーダーとは「人を動かせる」人。そのために必要なことは、
「正面の理(理屈)、側面の情(ぬくもり)、背面の恐怖(厳しさ)」
(中坊公平氏の言葉)
2.リーダーはメンバー一人ひとりに関心を持ち、深く知ろうとすること
- そのための「対話」
- 人の成長の可能性を信じる
3.周りの人たちへの視点
-「前向きスイッチ」を押すきっかけを作るのがリーダー
-「困ったことはないか?」で本音は引き出せない。そしてあまりロジカルではいけない。雑談が良い。
- 部下の話をきちんと聴く。話す分量は部下が9,リーダーが1。
4.リーダーの在り方
- 先が見えない時こそリーダーが一歩踏み出す勇気を示し、安心感を与えること
- 成果を出し続けるチームには緊張感の中にぬくもりがある
- 目標を掲げるだけではなくリーダーは「夢」を語り続けることが大切
- 部下の多様性も認めつつも、共通の価値観・考え方を見出すこと
ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ