① 紙を束ね背に溝 ②ボンドをつける ③背の補強 ④見返しをつける ⑤表紙をつける (ここはやっぱり厚紙か。 雑誌のピラピラな紙を分解し使用。 ただ、大きい紙がなかったので……) 悪い点 ⚪︎厚紙は必要 ⚪︎道具にこだわりが必要 ⚪︎切る、束ねる技術が全然だな ⚪︎老眼で苦戦 良い点 ⚪︎思ったよりは形になった ⚪︎わりとボンドだったが強度がある ⚪︎作業が楽しかった
詩を書かなくてもいいな。 そう昨夜、ふと思った。 書きたくないわけでなく、 書かないわけでもないが、 ただ詩を書くひとたちのために 何か役に立つことをしたいなあ、と。 詩に接するひとが元気になる そんな場所や時間を提供してみたい。 その場で完成度の高い詩集ができる 喫茶アンド製本所アンドその詩集を店に置こう アンドポエムリーディングのできる場 とか考えているのだが、どうにか実現したいなあ。 しかし採算は取れないだろうから、どうしたものか。 やめるか、いやいやもっと考えよう。 きっといいアイデアが出てくるはずだ。 まずは構想と現実的に必要なものを調べよう。 とりあえず、土日に製本場のアルバイトを探してみるか。 アルバイトでなくても見学でもいいか。 まあ、少しづつやっていこう。
八階から見える光る東京タワー 薬で痩せこけて背中を丸める母 死に物狂いで荒れた口に 食事を詰め込こもうとすれば その指は震えてボロボロと 涙のように零れ落ちた 明日は何が食べたい? 僕が買って来るから 楽しみに待っててよ 頑張っているね かあちゃん 病室ではみんな励まし合って けして忘れられない戦友たちと 長い、長い一日を戦っているんだね 点滴をぶら下げて見ているのは いつもの東京タワー 今日は何かあったかい 僕に聴かせてよ 抜けた髪の毛をあつめ 頑張っているね かあちゃん 久しぶりの外出、家へ帰ろう 親父も兄貴も待っているよ 首都高速6号線を抜けて待っていたのは 東京タワーとビルの間の きれいな、きれいな富士山 我が家に着けば親父、兄貴が待っていて 母は涙を流し みんなありがとう 何度も何度も震える声で言った 頑張っているね かあちゃん
亡くなったひと あのひとは素晴らしいかった を、たくさん置いて 天国でイケていない自分ばかりで 神様の教えが続いているという なかなか空っぽになって逝けないので 身体がなくなってからの方が たいへんだ、とも雨の知らせで聞いています 私も生きている間に邪念を消し 清らかになって逝こうとは思いますが なかなか難しいですね できれば生きている間に 神様が虎の巻を送ってくだされば良いけど 教えないのが愛だと太陽が今日も言ってます では愛のこもった教科書を開きましょうか
器の中身をこころで洗い流し 理論が空っぽになったところから 始まるのかも知れない なるべく真っすぐで 単純に打ち込み損得もないのがいい 時間はそんなにあるわけでもなく ひとの微笑みを大切にできる場所に 僕らがいることが素晴らしい そろそろ動き出す時がきた 自分でその世界を作っていこう なに残すわけでもなく 消えてゆく美しさのために 僕らは生きているのが素晴らしい なるべく真っすぐで 単純に打ち込み損得もないのがいい
がらがら電車の中 投げ出した足 受け入れたルーズ 心ゆくまで入ってくる 景色は風になびく稲 歌ってしまうよ青い空 僕の 君の 想い出の 微笑みの 涙の 先の 物語りが見える気がして 階段を降りた閑散 丸い花壇の元気 入り口のリラックス やさしい時間に佇む 風の背を押す道 新しい街は静かに光って 僕の 君の 想い出の 微笑みの 涙の 先の 物語りが見える気がして
なんだか今日はiPadが重たくて、肘あたりがピンピンと痛みが走る。その慣れた痛みは、腕を伸ばし右左に腕を捻るとポキポキと鳴らし落ち着く。問題は身体のことではなく精神の方に今ある。何もかもつまらなくなり何のために詩を書くの、的な負の誘いが手招き。それをモチベーションが彷徨う、と私は勝手に言っている。詩を書けば自分が救われるのはわかっているが、これを無いものにしたらどうなるのか、そんな思考へと繋がり。駄目になってしまう自分に酔い痴れたくなるのか、この感覚は幼い時からあり、愚かだと感じてしまっても入り込んでしまうのである。例えば砂を使い棒倒しで遊んでいる時、棒を倒してしまいたい衝動に駆られ、それでいてああどうしよう本当に倒れてしまう、と避けようとして砂を欠くようにはするが想像通りの悲しい結果。棒を倒してしまうという強い連想が、悲劇を好む場面を回避できない。倒す行為で駄目な自分を愛してしまう、書けない自分に通じる感じであろうか。そして、結果を見ればやはりショックが大きくて、自分の撒いた画鋲に自分がわざと刺さってしまうのである。重なり襲うショック。 しかし、いつの日だったろうか、そこから抜け出す方法を見つけたのだ。それは、意外と単純なことで解決する。無理矢理に今の気分を言葉にしようと始めると、ハマり屋の私は集中して作品を綴る習性モードに入り、止められない止まらない、って感じで楽しみだす。詩の場合、その趣が負へ進むものだろうと正に進むものだろうと自由なので、救われてしまうのである。集中が邪念を消し去るといったスタンダードな解決策を施すのであった。やる気スイッチが入っていないと言葉を連ねることは無理である。スイッチの入れ方は無理矢理に手を伸ばし書き始めることであった。そして今、それを書き終えようとしている。
アアイウものへ ソウイウものへ 雲の羽持つ 得体の知れぬ コウイウものへ ナリタイものへ 空が落ちて 海が飛んで タノシイものへ カナシイものへ 青春知らずの そこの青春 ドギマギしてる ソワソワしてる ナンダコリャ 俯く太陽 アアイウものへ ソウイウものへ 引っかかった 飲み込む針 コウイウものへ ナリタイものへ 飛び出して 浮かんだ鱗 バタバタしてる ゾワゾワしてる ナンダコリャ 萎んだ月 ソンナもんさ アンナもんさ 俺は俺の コンナもんさ ソンナもんさ アンナもんさ 俺は俺の コンナもんさ アアイウものへ ソウイウものへ ソウイウものへ アアイウものへ ソンナもんさ アンナもんさ コンナもんさ ドンナもんさ
マニアにしか受け入れられない詩 そこへ向かって行く詩人 ぜんぜん否定なんてしませんよ 詩は自由なのですから 思うように表現すればよいと思います 〇〇賞を受賞して光の当たる詩 そこへ向かって行く詩人 ぜんぜん否定なんてしません 詩は自由なのですから 心ゆくまで表現すればよいと思います どうでもよいのです詩だから 自由に育まないと楽しくないですね なるべく多くのひとに受け入れられる詩 そこへ向かって行く詩人 ぜんぜん否定なんてしません 詩は自由なのですから 思うように表現すればよいと思います 描く世界がすべて無料で読める詩 そこへ向かって行く詩人 ぜんぜん否定なんてしませんよ 詩は自由なのですから 心ゆくまで表現すればよいと思います どうでもよいのです詩だから 自由に濡れないと涙もでないですね