復帰の朝
7月
18日
足の痺れはあるが久しぶりの出勤だ
目覚めの弱気になっている自分
身体の心配より
学校へ行くのを嫌がる子どものような
精神状態になっている重さ
冴えない顔をいつも以上に洗う
電車に揺られながら
今日一日の仕事をシュミレーションし
少し引きずる足について何か言われたら
どう返答しようか、など考え
すでにもう疲れている
不安が汗となって出るような暑さ
バス停を並ぶ蛇行線は得体の知れぬものに
自ら飲み込まれることを望んでいるのか
職場につきユニホームに着替える
腰のコルセットをきつく締め
成るがままに成るしかないと腹をくくり
よし、と声を出し気合いを入れ
背筋をピンと伸ばした